JAグループが支える未来の起業家たちの成長
11月29日、東京都千代田区に本拠地を置く一般社団法人AgVenture Lab(通称:あぐラボ)が、起業家育成プログラム「GROW&BLOOM」のBLOOMコースにおいて成果発表会を行いました。このプログラムは、JAグループの豊富な資産やノウハウを駆使して、新しいビジネスアイデアを実現させることを目的としています。
GROW&BLOOMプログラムとは?
あぐラボの主催するGROW&BLOOMプログラムは、特に起業家を目指す方々に、効果的なサポートを提供することに特化したものです。通称「GROWコース」と「BLOOMコース」の二つのコースが設定されており、BLOOMコースは実際に会社を設立し、資金調達を目指す方々に向けての専門的な支援を行います。
今回の成果発表会には、100件以上の応募の中から厳選された8チームが参加し、約5.5か月間のプログラムを経て得た成果を発表しました。各チームのプレゼンテーションは、新たなビジネスの種を育てるための力強い内容となり、聴衆に確固たる印象を与えました。
発表チームの革新的なアイデア
発表会では、各チームが独自の視点で社会課題に取り組んだビジネスアイデアを披露しました。以下は、参加したチームの概要です。
1.
株式会社equalife
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代表者名:前島 輝
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事業内容:寿司店の「仕込み・オペレーション負担」を軽減する完全デジタル化システム「DXushi」。
2.
株式会社SATSOIL
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代表者名:三田 琳太郎
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事業内容:営農指導支援を行うプラットフォーム「SATSOIL」。
3.
合同会社MintAnd
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代表者名:牧方 咲良
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事業内容:地域の資源を活用した新しい産業としての貝殻由来の新素材開発プロジェクト。
4.
しかもしかも
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代表者名:小倉 ことみ
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事業内容:エゾシカ肉を利用したペットフード「にゃんこめし・わんこめし」。
5.
TEKARO
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代表者名:笠原 純奈
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事業内容:摘果リンゴに新たな「価値」を見出した、香るダイニングジンの提供。
6.
(社名未定)(代表者:磯田 成力、高橋 侑聖、山村 真大)
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事業内容:農泊福利厚生サービス「ユウキソンジュク」。
7.
同上(代表者:武田 惇宏、小笠原 夕帆)
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事業内容:食材選びの基準を変える、食と健康のプラットフォーム「totonoWell」。
8.
千葉大学 (客員起業家:松永 博充)
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事業内容:千葉大発の代替タンパク質を創出する「スプラウト栽培技術」。
成果発表の様子と未来への期待
発表会の会場は、志を同じくする起業家たちの熱気に包まれ、参加者は各チームの革新性に感銘を受けていました。また、今後の事業化に向けての具体的な計画や支援内容についての質疑応答が行われ、お互いのアイデアや考えを深める貴重な時間となりました。
最後に、あぐラボはこのような取り組みを通じて、社会のさまざまな課題解決に寄与し、次世代の起業家たちを育成していくことを目指しています。本プログラムの進展が、地域社会や日本全体にどのような影響をもたらすのか、今後要注目です。
なお、発表会の模様はYouTubeのあぐラボチャンネル(https://www.youtube.com/c/AgVentureLab)で視聴できますので、ぜひチェックして関心のある方々にも広めてください。