明治の東京を映す
2025-04-08 08:17:20

ガスミュージアムで明治の東京の天気を楽しむ特別展開催

ガスミュージアム企画展「天気を映す明治の東京」のご案内



2025年4月12日から6月22日までの間、ガスミュージアムにて特別企画展「天気を映す明治の東京」が開催されます。この展示は、東京気象台が気象業務を開始してから150周年を記念し、明治時代の気象に関する貴重な資料や作品を紹介するものです。

展示の背景と目的


明治8年(1875年)6月1日、東京気象台はその歴史を刻み始めました。この特別展では、ガス燈が登場した明治5年(1872年)以降の風景画を通じて、人々が自然現象に対してどのように反応し、生活に生かしてきたのかを探ります。特に、ガス燈が夜の都市生活に与えた影響と、それによって描かれた自然現象との関係に光を当てます。

江戸時代の浮世絵が自然現象を優雅に表現していたのに対し、明治時代には、ガス燈の明かりが東京の街並みを照らし出し、アーティストたちは新しいスタイルの「光線画」を用いてこれを捉えました。その結果、影や光の交錯が見事に表現され、人々は新たな東京の喧騒を感じ取ることができました。

展示内容の詳細


展示では、特に注目される作品群として、「月」「雪」「雨」など、異なる自然現象をテーマにした美しい風景画が並びます。小林清親をはじめとする画家たちが描いたこれらの作品は、明治時代の都市生活の一端を映しており、当時の人々の生活空間を感じさせます。

主な展示作品


  • - 「雲」・「陽」の風景: 千本杭両国橋小林清親の作品(明治13年)
  • - 「夕」の風景: 浅草橋夕景井上安治の作品(明治13年)
  • - 「雪」の風景: 本町通夜雪小林清親の作品(明治13年)
  • - 「雨」の風景: 梅若神社小林清親の作品(年不明)
  • - 「月」の風景: 東京名所之内新橋停車場之夜景葛西虎次郎の作品(明治35年)
  • - 「虹」の風景: 厩橋寿昇の作品(年不明)

環境意識の高まり


さらに、今回の展示では、東京ガスが進める「カーボンニュートラル」に向けた取り組みについても触れられます。明治の美しい風景を後世に残すための努力がどのように行われているか、ぜひご覧いただきたいです。

開催情報


  • - 会期: 2025年4月12日(土)〜6月22日(日)
  • - 休館日: 毎週月曜日(ただし5月5日は開館、5月7日は休館)
  • - 開館時間: 10:00〜17:00
  • - 会場: ガスミュージアム ガス灯館2階 ギャラリー
  • - 入場料金: 無料

アクセスと訪問について


ガスミュージアムは東京都小平市に位置しており、交通の便も良く、多くの公共交通機関が利用できます。西武新宿線やJR中央線からアクセス可能です。駐車場も完備しているため、自家用車での訪問も便利です。

この機会にぜひ、明治の東京の自然現象をテーマにした作品をじっくり楽しんでいただければと思います。今後150年間の気象業務の歩みを感じる素晴らしいチャンスです。ガスミュージアムで、特別な体験をお待ちしています。


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会社情報

会社名
東京ガス株式会社
住所
東京都港区海岸1-5-20
電話番号

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