ASEMtechが許可取得
2025-07-17 15:08:27

ASEMtech株式会社が医療機器製造販売の許可を取得

ASEMtech株式会社が医療機器製造販売の許可を取得



ASEMtech株式会社(エイセムテック)が、2025年7月8日付で、東京都から「第二種医療機器製造販売業の業許可」を受けました。この許可により、同社はクラスII医療機器を製造および販売することができるようになります。

取得許認可について


この度取得した許可の番号は「13B2X10636」です。これにより、ASEMtechは運動器や線維組織の疾患に関連する新しい医療機器の開発に着手することが可能になりました。

ASEM法の技術革新


ASEMtechが持つ技術であるASEM法(音響誘起電磁法)は、超音波を使用して体内の組織から発生する電気信号を画像として可視化する先進的な手法です。この技術により、生体組織の圧電効果を利用し、線維の配向性やその蓄積を高精度で評価できるようになります。

具体的には、運動器(腱・靭帯・骨・筋肉など)の障害、慢性腎臓病や心筋梗塞などに関連するコラーゲンの配向性の変化や過剰蓄積に関する情報を、臨床現場に提供することを目指しています。

コラーゲンは、我々の体を形成するたんぱく質の一つで、特に運動器や血管、臓器全体に広く分布しています。骨折や関節の疾患は、要介護・要支援状態に至る大きな要因となっており、特に高齢化が進む現代社会では、自らの運動機能を維持することが自身の生活の質を高める上でも重要です。

健康維持と技術の重要性


生産年齢層でも、骨折や腱断裂からの早期回復は、個々人のQOL(生活の質)と経済的な価値を高める要素となります。このことから、ASEMtechは、新たな画像診断機器の開発を通じて、線維化疾患や運動器障害の診断・治療効果の評価、またリハビリテーションに関する検査の課題を克服しようとしています。

会社概要


ASEMtech株式会社の本社は東京都小金井市に位置し、代表取締役CEOは生嶋健司氏、そして副社長には新実信夫氏が就任しています。会社の事業内容は、ASEM法に関連した医療機器及び産業用非破壊検査機器の研究・開発・設計・製造・販売・賃貸に関わるものとなっています。2023年11月に設立され、今後ますますの発展が期待されます。

公式ウェブサイトも運営しており、技術や製品についての詳細はこちらから確認できます。

まとめ


ASEMtech株式会社が取得した第二種医療機器製造販売業許可は、同社の技術革新の一端として、多くの疾患に対する新しいアプローチを可能にするものです。これにより、運動器疾患や関連する健康問題に対して、より効果的な診断と治療の手段が提供されることが期待されます。


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会社情報

会社名
ASEMtech株式会社
住所
東京都小金井市中町二丁目24番16号東京農工大学小金井キャンパス 先端産学連携研究推進センター(URAC)106室
電話番号
042-316-7141

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