株式会社カミナシによる現場DXの推進
現場のデジタルトランスフォーメーション(DX)をリードする株式会社カミナシが、2024年度中に新たな製品を展開することを発表しました。同社は、現場の従業員や教育管理、設備保全などの領域に特化したマルチプロダクトを展開し、5製品をラインナップする計画を立てています。
カミナシは、「ノンデスクワーカーの才能を解き放つ」というミッションのもと、3,900万人以上の日本のノンデスクワーカーの働き方を変えようとしています。労働力が2040年には1,100万人不足するとの予測がある中、特に建設や製造業などで働くノンデスクワーカーの人手不足が深刻です。これに対応するため、カミナシでは現場向けのクラウドサービス(SaaS)を展開し、生産性向上を目指しています。
まるごと現場DX構想
2023年3月には「まるごと現場DX構想」を発表し、既存製品の活用サポートや新商品の開発を進めています。この1年間で、カミナシの社員は年間3,100回以上の顧客訪問を行い、得られた情報を基に新製品開発に取り組んできました。
同社の展開する製品群は、現場の基盤である「作業方法」「人」「設備」に焦点を当てています。これにより、法令に基づく作業手順や、現場の健康状態、機械の稼働状況など、さまざまな要件を満たす運用が可能になります。
新製品の詳細
新たに提供する製品としては、2024年度中に予定されている以下の2製品があります。
カミナシ 設備保全
このクラウドサービスは、現場の機械や設備の異常報告や修理履歴を記録し、予防保全から事後保全までの業務を一貫して管理します。これにより、設備の突然の停止を最小限に抑えることができます。
カミナシ 教育管理
現場従業員に対する教育や研修を簡単に実施・管理できるサービスで、法令や規格に基づく作業方法の厳格な運用をサポートします。研修計画の策定から実行、結果管理までの一連の流れを効率化し、全従業員を対象としています。
進化する現場のデジタル環境
カミナシでは、新製品の導入に加えて、既存製品においてもAIやIoTを取り入れた機能の開発を進めています。これにより、より多くの現場の課題を解決し、ノンデスクワーカーがより効率的に働ける環境を整えることが目指されています。
同社の現場DXプラットフォームは、現場における多様な業務に対応し、ノンデスクワーカーの働き方をスマートにするための重要な役割を果たしています。今後もカミナシは、新製品の提供を通じて現場DXの進展を図り、働く環境の改善を目指していくことでしょう。
会社情報
株式会社カミナシは、東京都千代田区に本社を置き、現場DXプラットフォーム『カミナシ』シリーズの開発と提供を行っています。2016年に設立され、現在も現場のデジタル化を進めています。新製品の情報は公式サイトで随時更新されるため、興味のある方はチェックしておくと良いでしょう。