周産期医療のDXを進めるメロディ・インターナショナルの取り組み
一般社団法人自治体DX推進協議会(GDX)は、2025年6月4日から6日まで、東京ビッグサイトで「第5回 デジタル化・DX推進展 ODEX」を開催します。このイベントでは、特設ゾーンを設け、賛助会員であるメロディ・インターナショナル株式会社の周産期医療に関連する最新のデジタルソリューションが展示されます。
この展示会は、災害時や産科過疎地域における周産期医療提供体制の維持に努めるメロディ・インターナショナルの使命を体現した場となります。同社は「世界中のお母さんに安心・安全な出産を!」という理念のもと、モバイル胎児モニターや周産期遠隔医療プラットフォームなどを開発・提供しています。
GDX特設ゾーンの概要
GDXが設ける特設ゾーンでは、自治体が直面するデジタル化の課題解決に向けた多様なテクノロジーとサービスが一堂に展示されます。これにより、自治体のデジタル化推進を後押しすることを目的としています。特に注目すべきは、同協議会が実施した「自治体DX意識・実態調査」をもとにした最新のデータやマッチング事例の紹介です。さらに、自治体DXの推進に向けた相談にも対応する予定です。
メロディ・インターナショナルの展示内容
メロディ・インターナショナルは、特に以下の二つのソリューションに焦点を当てています。
1.
分娩監視装置 iCTG
この装置は医療過疎地における妊婦モニタリングや、ハイリスク妊婦の遠隔管理、緊急時や災害時における胎児モニタリングを実現します。バッテリー駆動のため電源不要で、ネットワークが無い環境でもリアルタイムでデータを医師が確認できることが特徴です。
2.
周産期遠隔医療プラットフォーム Melody i
妊婦と医師をオンラインで結びつけ、在宅での健診や遠隔モニタリングを可能にします。特に医療過疎地や災害時においても、必要なフォローアップ体制を強化することが期待されています。
メロディ・インターナショナルのこれらの技術は、すでに日本を含む16カ国で導入されています。これにより、多くのお母さんとその家族が安心して出産を迎えることができる環境が整っています。
自治体DX推進の意義
地域社会におけるデジタル化は、単なる効率化だけでなく、住民サービスの向上や地域経済の活性化にも寄与します。GDXは、自治体と企業の円滑な連携を促進することで、SDGs(持続可能な開発目標)の達成に貢献していきます。また、公共会員としての入会は無料で、自治体の抱える具体的な問題に対する解決策を共に考えていく場を提供します。
未来の展望
自治体によるDX推進は、地域の持続可能な発展に繋がるとともに、全国の自治体を支援することでさらなるイノベーションを引き出します。メロディ・インターナショナルとGDXは、地域の未来を創造するパートナーとして、今後も積極的な取り組みを続けていくことでしょう。もっと詳しい情報や参加方法については、公式ウェブサイトをご覧ください。
この展示会が、より良い周産期医療の実現に向けた一歩となることを期待しています。