CACが発表した新たな決済基盤「Pactora」
株式会社シーエーシー(以下、CAC)は、8月19日(水)より、新しいマルチチェーンDvP(Delivery versus Payment)決済基盤「Pactora(パクトラ)」の提供を開始しました。このプラットフォームは、複数の異なるブロックチェーン(Avalanche、Solana、Canton Networkなど)の上で、トークンの発行や管理を一元化して行うことを目的としています。
背景と必要性
最近、RWA(Real World Asset:実物資産)のトークン化やステーブルコインに対する関心が増加傾向にありますが、特にパブリックブロックチェーンとの融合が進んでいます。しかし、金融機関がこれらの新しいシステムに取り組む際、決済リスクの管理や技術体系の理解がネックとなっています。CACは、2016年からブロックチェーン専門の組織を立ち上げており、約10年間にわたりプライベートブロックチェーンの領域で経験を積んできたことが、この新しい取り組みの強みとなっています。
Pactoraの特長
「Pactora」は、トークンの発行から決済に至るまでの一連の工程を一つの基盤で実行するエスクロー型のプラットフォームです。このシステムの大きな特長は以下の通りです。
1.
DvP決済のアトミックな実行
トークンの受け渡しとステーブルコインの支払いを同一トランザクション内で実行することで、決済のリスクを排除します。
2.
各チェーンにおけるスマートコントラクト機能
AvalancheやSolana、Canton Networkでのスマートコントラクトとエスクロー機能を具現化しています。
3.
共通のUI/UXの実現
異なる設計思想を持つ複数のブロックチェーンで統一されたユーザーインターフェースを提供します。
4.
想定されるユースケース
- ステーブルコインとRWAトークンのDvP決済
- サプライチェーン決済に用いる共通トークンの発行
- 会員権や利用券のトークン化と決済支援など
これらの特長により、「Pactora」は金融機関や企業における新たな決済手法として注目されています。
技術的特性と開発体制
「Pactora」の開発はAI駆動開発(AI-Driven Development)を採用しており、高度な技術スキルを持つエンジニアによって進められています。リスクを事前に見極めながら開発を進めることで、コストを抑えたスピード感あるソフトウェアのリリースが可能です。
今後の展望
CACは、「Pactora」の提供を皮切りに、急速に進化するオンチェーン金融のニーズに応える決済基盤のさらなる改善や機能追加に取り組んでいく予定です。また、得られた知見をもとに、企業のブロックチェーン活用を包括的に支援する方針です。
会社概要
株式会社シーエーシーは、1966年に設立され、金融業界向けにITサービスを提供してきた企業です。ブロックチェーン分野においても、2016年からの専門組織によって優れた実績を築いています。2025年にはパブリックブロックチェーン領域への拡大を目指しています。
所在地: 東京都中央区日本橋箱崎町24番1号
代表者: 代表取締役社長 佐別當宏友
資本金: 4億円(東証プライム上場の株式会社CAC Holdingsの100%子会社)
詳細情報は、
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