沖縄南城市サキタリ洞遺跡発掘調査見学会のご案内
南城市では、今年も観光名所「ガンガラーの谷」に位置するサキタリ洞遺跡において発掘調査見学会を開催します。沖縄県立博物館・美術館と共に行われるこのイベントは、最新の考古学的発見を一般の方に広く知っていただくことを目的としています。
発掘調査の意義
サキタリ洞遺跡は、過去の人類の生活を如実に示す貴重な遺跡です。これまでの調査で発見された旧石器時代の人骨や道具は、日本だけでなく世界的にも重要な意義を持ち、多くの研究者や観光客の注目を集めています。特に約2万3千年前の釣り針の発見は、考古学の分野において大きなニュースとなり、その古代の釣り人たちの生活を物語っています。
見学会の詳細
開催日時
- 1回目:17:00〜
- 2回目:17:30〜
各回30分程度の見学です。
開催場所
南城市サキタリ洞遺跡(「ガンガラーの谷」内)
定員
各回60名の先着順です。
参加方法
事前の申し込みは不要です。見学当日、整理券を受け取るためには「ガンガラーの谷」駐車場近くの受付へお越しください。
参加費
参加は無料です。
発掘調査の成果
見学会では、発掘調査を担当する専門の研究者が現地を案内し、最新の調査成果や発掘作業の様子を丁寧に説明します。これまでにサキタリ洞遺跡からは以下のような貴重な発見がありました:
- - 約2万3千年前の釣り針(世界最古)
- - 約2万年前の貝製道具(国内最古)
- - 約1万4千年前の石器と人骨の同時発見(国内初)
- - 約3万年前の人骨(国内最古級)
- - 約9千年前の押引文土器(県内最古級)
- - モクズガニの食に関する新たな発見など、当時の食文化に関する研究が進んでいます。
自然と文化の保全
株式会社南都が運営する「おきなわワールド」や「ガンガラーの谷」は、地域の文化や自然を守る重要な役割を果たしています。見学会を通じて、サキタリ洞遺跡の重要性を再認識し、地域の歴史をより多くの人に伝えていくことが目的です。
ぜひこの機会に、南城市の歴史的遺産に触れてみてはいかがでしょうか。ご家族やお友達を誘っての参加をお待ちしております。