パナソニック デジタルが新たなクラウド移行支援サービスを発表
パナソニック デジタル株式会社は、日本企業として初めて、オラクル・コーポレーションの「Oracle AI Database@AWS」の技術検証を行い、その知見を基に新たなクラウド移行支援サービスの提供を発表しました。このサービスは2026年4月13日から開始される予定です。具体的には、AWS東京リージョンでの本格利用を目指したもので、米国リージョンでの検証結果を反映させたものです。
検証の背景と目的
企業のITインフラが急激にクラウドへ移行する流れの中で、これまでOracle社は主に自社の「Oracle Cloud Infrastructure(OCI)」を利用したデータ管理を進めてきました。しかし、「Oracle AI Database@AWS」は、Amazon Web Services(AWS)上で動作する新しいサービスで、Oracle Exadataを使用することで、より高性能なデータベース運用が可能となります。
すでにAWSを利用している企業は、このプラットフォームで一貫した運用ができるようになり、マルチクラウド戦略を採用する企業にとっても重要な選択肢となります。
技術検証の内容
パナソニック デジタルは、米国において、以下の4つの要素に重点を置いた技術検証を行いました。
1.
閉域接続の検証
AWS側のODBネットワークとOCI側のゲートウェイを利用して両者をセキュアに接続した場合の動作を確認。
2.
バックアップの検証
RMANを活用したバックアップ取得や、OCIのオブジェクトストレージを利用した構成で、災害対策の機能を確認しました。
3.
災害対策構成の検証
Data Guardを利用して、両方の環境からフェイルオーバが可能であることを示す試験を行いました。
4.
監視構成の検証
Oracle Enterprise Manager (OEM)を利用し、両プラットフォームでの運用状況を正常に監視できることを確認しました。
これらの結果により、新たに提供されるクラウド移行支援サービスの信頼性が高まると共に、実際の運用に基づく実践的な支援が可能となる意義が強調されます。
パナソニック デジタルの実績
パナソニック デジタルは、これまでに2,000以上のデータベースを管理し、OCIへの大規模移行を成功させてきました。また、AWSプラットフォームでも、現在約100以上のデータベースを安定的に運用中です。特に、18,000人が利用するシステムの移行では、年間で7000万円のコスト削減を実現しました。
この新サービスは、パナソニックのオンプレミス環境、OCI、AWSなど、複数のプラットフォームにまたがる知見とノウハウを集約したものです。そのため、単なる理論だけでなく、実際の大規模運用に基づくサポートが提供されるのが大きな特徴です。
パナソニック デジタルとは
「デジタルで『くらし』と『しごと』を幸せにする」をモットーに、パナソニック デジタルは先進技術を活用したデジタル価値創出に取り組んでいます。製造DXやグローバルERPの分野でも、豊富な経験を基にしたITソリューションを提供し続けています。詳細は公式サイトで確認できます:
パナソニック デジタル公式
この新たなクラウド移行支援サービスによって、企業のデジタル戦略を一層加速させることが期待されます。