軽井沢・プリンスショッピングプラザ 銀賞受賞の経緯
2023年、日本ショッピングセンター協会が主催する「第10回日本SC大賞」において、軽井沢・プリンスショッピングプラザが見事銀賞を受賞しました。この受賞は、同施設が2015年に銅賞を受賞して以来、実に2度目の快挙となります。運営を手掛けているのは株式会社西武不動産プロパティマネジメントで、所在地は長野県北佐久郡軽井沢町です。
この「日本SC大賞」は、社会的役割や今後のショッピングセンターのあり方を考慮した上で、優れたショッピングセンターを顕彰するために2004年に設立されました。選考は2年ごとに行われ、業界の発展に寄与することを目指しています。
受賞理由
受賞の理由として注目されるのは、開業当初の売上が9億円だったのに対し、2023年度にはなんと565億円にまで成長した点です。この数字は、軽井沢・プリンスショッピングプラザが国内のリゾート型アウトレットとしての地位を確立した証とも言えるでしょう。その背景には、ラグジュアリーブランドを含む多様なテナントの出店や、軽井沢ならではの体験価値を提供する取り組みがあります。
特に、「芝生のひろば」では多様なイベントが開催され、テナントとの協力により集客が促進されています。また、グランピングデコレーションを施したグラスサイトリビングや、クラフトビール祭り、映画上映など自然環境を活かしたイベントは、家族連れや若者に人気を集めています。
さらに、海外からのインバウンド客も売上の向上に寄与しており、冬季の集客確保に向けた取り組みも進められています。これにより、寒い季節でも多くの人々を惹きつける魅力が生まれています。
ES面でも評価
企業としての社会的な責任(ES)も考慮されています。テナント店長を中心としたCS・ES向上委員会の設置や、従業員休憩室の改装といった取り組みが評価の一因とされています。これにより、従業員の満足度やサービス向上にもつながっています。
総支配人のコメント
清水努総支配人は、「この度は名誉ある賞を頂戴し心より御礼申し上げます」と述べ、今後もお客様の声に耳を傾け、新たなチャレンジを進めていく意欲を見せています。
「軽井沢らしさ」を再構築し、今回の受賞の主因である前向きな取り組みを引き続き進め、より良い施設を提供することを誓います。
30周年に向けた抱負
もちろん、軽井沢・プリンスショッピングプラザは2025年7月に開業30周年を迎える予定です。そのため、これまでの感謝を込めてさらなるサービスの充実を図っていく考えです。国内外のお客様に選ばれる施設運営を目指します。
この銀賞受賞は、軽井沢・プリンスショッピングプラザにとって新たなスタート地点とも言えます。今後が非常に楽しみですね。