桜井市がふるさと納税で桜井駅前活性化プロジェクトを始動

奈良県桜井市は、このたびふるさと納税を通じて新たなプロジェクトを展開します。2024年8月1日から10月31日までの間に、桜井市の玄関口である桜井駅前を活性化するための寄付を募る「ガバメントクラウドファンディング®（GCF®）」として、目標金額200万円を設定しています。

桜井市は、歴史的価値が高い大神神社や纒向遺跡を有し、観光地としての魅力を持つ一方で、近年の郊外化や人口減少が影響し、駅周辺の活力が失われつつあります。これを受け、地元の有志によって2011年に桜井本町通・周辺まちづくり協議会が設立され、地域の活性化に向けた取り組みが始まりました。その後、2016年には桜井まちづくり株式会社が設立され、より一層のまちづくりが進められています。

これまでに5回にわたり行われたGCF®プロジェクトでは、合計で1,270万円以上の寄付を集めており、その資金を元に駅前の環境整備が進められてきました。例えば、大型のLEDビジョンの設置や木製の移動屋台、観光案内板の製作などが行われ、確実に桜井駅前の魅力を引き出しています。

そして今回、6回目となるプロジェクトでは、駅構内の施設案内を行う木製案内板を新たに制作・設置し、駅前に設置されたビジョンを通じて桜井まちづくりのプロモーションビデオを更新します。また、観光マップ機能の拡充も計画されており、訪れる観光客や地域住民が楽しむことができる仕組みが整えられるでしょう。

桜井市の観光まちづくり課では、「地域の皆さんと共に、まちを盛り上げていくことが不可欠だ」とコメント。多くの人々が訪れ、元気にあふれる桜井市を実現するために、地域全体での協力が大切だと強調しています。

寄付金は、グルメや宿泊のデジタルガイドマップの充実化や、ビジョン放映用のプロジェクト動画の制作、さらに木製の案内板の企画・制作・設置に使用されます。🌸この取り組みを通じて、地域に対する関心を深め、観光や地域交流の促進を図ることが期待されています。

GCF®は2013年に始まった仕組みであり、地域課題に対する具体的な解決策を提示し、地域住民や寄付者の関心を集めています。今回の桜井市のプロジェクトも、その一環として大きな注目を集めることでしょう。ぜひ、多くの方々がこのプロジェクトに参加し、桜井市の未来を築く手助けをしてほしいと願っています。プロジェクトへの支援は、ふるさとチョイスの専用ページから可能です。

桜井市とトラストバンクによるこの新たな挑戦が、地域の活性化に向けた第一歩となることを期待してやみません。