書泉の新たな復刊企画、「Re文庫」が始動
株式会社書泉が展開する復刊企画「Re文庫」の第3弾として、河出書房新社から名作『中世の森の中で』が再出版されることが発表されました。この作品は、当初1975年に初版が刊行され、その後1991年に文庫版が登場しましたが、現在は絶版状態でした。長らくその存在を待ち望んでいた読者にとって、待望の復刊となります。予約は2025年11月20日から開始され、詳細は書泉の公式オンラインサイトで確認できます。
復刊の背景
この企画は、過去に出版されたが手に入りにくくなっている名作を再び読者に届けることを目的としています。特に『中世の森の中で』は、騎士や城といった華やかなテーマが多く語られる中世ヨーロッパの歴史の中で、市民や農村の視点からの生活を描いた非常に貴重な作品です。特に、都市や農村での人々の生活に焦点を当てている点が、他の作品との大きな違いです。
書泉の広報担当者も「この書籍は、中世における生活史を知るための重要な一冊であり、特に日本人にとっては目にしにくかった視点が盛り込まれています。この機会にぜひお手元に置いて、当時の考え方や見方を再認識してほしい」とコメントしています。
特別な特典も用意
復刊に合わせて、名イラストレーター・ゆづか正成さんによる描き下ろしアクリルスタンドが数量限定で販売されます。中世の雰囲気を感じさせるデザインが施されたこの特典は、ぜひ手に入れたい一品です。有償特典として販売され、価格は3,300円(税込)です。
河出書房新社の意義
『中世の森の中で』は、「生活の世界歴史」シリーズの一環として、生活史から時代を読み解く画期的な試みの作品です。このシリーズは全10巻で構成されており、その中でも特に人気の高い一冊です。出版社の河出書房新社の編集部は、「当時最高の執筆陣によって作られたこのシリーズは、今でも色あせることなく、読み継がれるべき価値があります」と力を込めて語っています。
書泉のこだわりと目指す未来
書泉が提案する「Re文庫」は、書店員の目利きによって選ばれた商品を、特別な商品として再提供する新しい試みです。「もう一度あの本を多くの読者に届けたい」という熱い想いが込められています。大日本印刷とのコラボも好評で、書泉の選書力が多くの読者に新たな発見をもたらしています。
商品情報:
- - 書籍名: 中世の森の中で
- - 編者: 堀米 庸三
- - 販売価格: 2,200円(税込)
- - ISBN: 9784309422374
- - 判型: A6判、376頁
- - 予約開始日: 2025年11月20日(木)
- - 予約締切日: 2025年12月20日(火)
- - 商品お届け予定日: 2026年1月下旬予定
根強いファンのみならず、新しい読者にも読まれることを期待される『中世の森の中で』。この機会に、是非購入を検討してみてはいかがでしょうか。歴史の魅力を新たな視点で体感できるかもしれません。