natが資金調達
2024-12-03 14:28:41

nat株式会社が5億円のシリーズA資金調達、空間記録技術で業界革新を目指す

nat株式会社が実現する新しい空間記録の手法



nat株式会社(本社:東京都港区)は、最近DEEPCOREをリードインベスターとしてシリーズAラウンドにおいて、5億円の資金調達を行った。同社は空間記録技術の革新を実現し、業界のさまざまな課題を解決することを目指している。

従来の空間記録の課題


これまで、現場での空間記録の手段と言えば、カメラやメジャーを用いて寸法を計測して紙に記録することが一般的だった。しかし、この方法には多くの欠点が存在する。たとえば、複数のスタッフが現場に出向き、測定を行うため、時間と労力がかかってしまう。また、測り忘れや撮り忘れ、さらには結果を他の関係者に伝える際にも紙やFAXを用いるため、情報が齟齬を起こりやすいという問題もあった。

natの解決策


このため、natは3年前に新しい空間記録手法を提案し始めた。それが、世界初のミリ単位計測と曲面計測を可能にする3Dスキャンアプリ「Scanat」だ。Scanatは、iPhone/iPadを利用して、高精度な空間記録を行うことができ、その後多くの企業や自治体に導入されている。実際に、図面を自動生成することも可能で、BIMソフト上でのシミュレーションまで活用されている。

資金調達の目的


今回調達した資金は、Scanatのさらなる開発および新規事業の立ち上げに利用される予定だ。natは、サービスの提供価値を向上させ、業界内での認知度を高めることで、各種業務におけるさらなる浸透を図るとともに、現場の効率化を実現しようとしている。

投資家からの高評価


DEEPCOREの三宅俊毅氏は、建設業界などでは、現場の進捗を可視化するために精密かつ適時の計測が求められると述べ、Scanatがこの課題を解決するための革新的なツールだと評価した。また、TOPPANホールディングスの内田多氏もScanatの技術力に注目し、空間コミュニケーションの拡大に期待を寄せた。

社会への影響


natの取締役である松岡広隆氏は、Scanatが行政の働きにも寄与し、幅広い分野での応用が期待されるとの見解を示した。現場での課題を的確に捉えた同社のソリューションは、ビジネスや社会インフラとしての役割を果たす可能性を秘めている。

nat株式会社のビジョン


natは、3D領域やアプリ・システム開発を手掛ける企業で、「IMPACT THE SOCIETY」をビジョンとし、人々の生活を変えるプロダクト作りに注力している。今後も、さらに多くの空間記録の革新を試み、安心・安全で豊かな社会の実現に寄与していくことを目指している。

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会社情報
  • - 会社名: nat株式会社
  • - 所在地: 〒105-0001 東京都港区虎ノ門2丁目2-1 住友不動産虎ノ門タワー5F
  • - 代表者: 劉 栄駿(Bruce Liu)
  • - 設立: 2019年5月20日
  • - URL: nat公式サイト


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会社情報

会社名
nat株式会社
住所
東京都港区虎ノ門2-2-1住友不動産虎ノ門タワー5F
電話番号
03-6822-8600

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