はんこ文化を世界へ:株式会社ヤマダの挑戦
2024年1月26日から30日に掛けて、ドイツ・フランクフルトにて行われた「アンビエンテ2024」。日本で50年の歴史を有する株式会社ヤマダは、初めてこの国際的なイベントに出展し、日本独自の文化である「はんこ」を世界中の人々に紹介しました。
特別な出展
この出展に際し、海外向けに開設された英語版WebサイトとInstagramが注目の的となりました。サイトでは、日本を代表する33名のはんこ作家の作品を紹介。現地には全1200個を超えるラバースタンプが展示され、来場者からは高い評価を受けました。特に、「線が繊細で綺麗」「クオリティが高い」といったコメントが多く寄せられ、期待以上の成果を上げました。
みんなのはんこ工房プロジェクト
ヤマダは、創業50年を迎え、「みんなのはんこ工房」という新しいプロジェクトを発足。このプロジェクトは、はんこ文化の可能性を広げ、作家を支援するものです。2021年にスタートしたこの取り組みは、SNSを通じて数多くの作家との関係を築いてきました。
出展時には、このプロジェクトを通じて作家の作品を直接紹介する機会が設けられ、約500名のバイヤーと一般来場者が訪れました。試し押しコーナーも設置され、初めてラバースタンプを体験する方々にも楽しんでいただくことができました。
今後の展開
今回のアンビエンテ2024は、ヤマダにとって海外発信の初めての機会となりました。得られたフィードバックを基に、さらなる海外事業の展開を考えています。すでに2025年には台北での新たなイベントを計画中です。また、海外向けの情報発信も継続し、日本のはんこ文化を世界に広めていく意欲を示しています。
協力と連携
今回の出展は、RiraRiraはんことの共同ブースの形を取り、成功を収めました。加えて、archivez株式会社や株式会社プログレスと協力することで、より一層の発展を目指しています。日本の伝統技術であるはんこの魅力を広めるため、今後も活動を続けていく所存です。
まとめ
株式会社ヤマダの挑戦は、世界に日本の文化を伝える足がかりとなります。ラバースタンプが持つ魅力や、はんこの価値を知ってもらえる場を増やし、多くの人々にその楽しさを感じてもらうことが目標です。今後の展開にぜひご期待ください。