クラウドゲームストリーミングとAIソリューションのリーディングカンパニーであるユビタスは、2024年6月20日~21日に開催されたAWS Summit Japan 2024において、東京大学発ベンチャーの松尾研究所と共同で開発したAIデジタルヒューマンを発表しました。
このAIデジタルヒューマンは、松尾研究所が開発した最先端の大規模言語モデルとユビタスの持つメタヒューマンキャラクター、大規模言語モデル、双方向コミュニケーション、ストリーミング技術を組み合わせることで実現しました。
松尾研究所は、自社開発の大規模言語モデルの性能とインテリジェンスを実証するため、ユビタスとのパートナーシップを選択。松尾研究所は基礎となる大規模言語モデル部分、ユビタスは3Dデジタルヒューマン向けUI開発、ウェブフロントエンド開発、クラウドホスティング、ストリーミングなどの環境を担当し、スムーズで魅力的なユーザー体験を提供しています。
AWS Summit Japan 2024では、キャスターとして有名な瀧口友里奈さんをモデルにした3Dデジタルヒューマンを生成し、高性能な大規模言語モデルを活用することで、デジタルヒューマンとのリアルタイム双方向コミュニケーションを実現したデモを公開しました。
ユビタスが提供するスケーラブルなクラウドストリーミング技術により、この3Dデジタルヒューマンは、多数のユーザーと同時にシームレスに対話し、質問に迅速かつ自然なコミュニケーションを行うことが可能になっています。
ユビタスCEOのウェスリー・クオ氏は、「今回の松尾研究所とのコラボレーションは、最先端のAI技術と直感的で自然なユーザー体験を組み合わせることの重要性を示しています。私たちは、AIが私たちの生活のあらゆる面に統合されるイノベーションをサポートできることに興奮しています。」と述べています。
ユビタスは、世界最高水準のGPU仮想化技術とクラウドストリーミングプラットフォームを運営し、革新的なGameCloud(R)技術を用いて、プラットフォームオペレーターやデジタルコンテンツ開発者のために、マルチデバイスで没入感のある体験を提供するインタラクティブなメディアコンテンツをストリーミングすることで、メタバースの普及を支援しています。
また、GPUパワーを活用してAI開発に挑戦し、大規模言語モデル(LLM)、グラフ拡散モデル、その他の生成AIツールの開発に取り組み、さまざまな業界の課題に対する革新的なソリューションの提供を目指しています。
株式会社松尾研究所は、国立大学法人東京大学大学院工学系研究科松尾・岩澤研究室に伴走し、大学を中心としたイノベーションを生み出す「エコシステム」を作り、大きく発展させることを目的に設立されました。松尾・岩澤研究室の「研究」の成果・技術の「開発・実装」を行い、広く社会に普及を目指し、日本の産業競争力の向上に貢献しています。