ウィンタースポーツの未来を探る
2026年2月、ミラノ・コルティナ冬季五輪が開催されるにあたり、ウィンタースポーツに新たな光が当ています。株式会社TimeTreeの研究所『TimeTree未来総合研究所』が、予定データの分析を通じて、スキー、スノーボード、アイススケートの3種目に焦点を当て、そのトレンドを解明しました。
スノーボードの復調と若者の影響
スノーボードはこの数年、特に2022年に入ってから回復の兆しを見せており、2026年のデータではコロナ前に比べて101%の回復を果たしました。このブームの背景には、20代を中心とした若者の存在が大きく影響しています。実際、1万件あたりの予定の出現数は、20代が17.7件、10代が9.4件と、若者に圧倒的な支持を受けています。これに対し、スキーは30代以降で根強い人気を誇り、40代がピークのようです。スノボは若者たちの定番スポーツとして、その地位を確立していることが窺えます。
これからのスノーボード人気の推移
スノーボードの人気は、特に2月下旬にピークを迎えることが分かっており、今シーズンもその傾向は変わらないと予想されています。例えば、2月22日のデータでは、1万件あたり50.3件の予定が登録され、歴史的な数値を記録しました。2026年の五輪開催に向けて、スノーボードの予定登録数は今後も増加する見込みです。若者文化として定着したスノーボードが、さらに多くのファンを獲得していく様子が予測されます。
スキー人気の変遷とファミリー層への浸透
一方で、スキーは前年比96%というデータが示すように、回復が緩やかです。特に30代からの需要が強く、40代がスキー予定のピークに立っています。この傾向は、ファミリーでウィンタースポーツを楽しむ層も増えているためと思われます。3世代で楽しめるスポーツとして、スキーが定着しつつあります。特に興味深いのは、70代でも活動的な参加が見られる点で、これは10代と同等の数値です。
アイススケートは習い事としての位置付けか
アイススケートに関しても特筆すべき点があります。2024-2025年のデータでは、前年比で109%と、3種目中唯一の成長を見せています。この成長の要因として、10代と40代の多くの参加を挙げることができ、特に日曜日に多くの予定が登録される傾向が見られます。これはレジャーとしての利用だけでなく、習い事として定着している可能性を示唆しています。
未来へのシグナル
TimeTree未来総研の所長、深川 泰斗氏は、研究を通じて「世代によってウィンタースポーツの楽しみ方が異なることが明らかになった」と述べています。特にスノーボードは20代の若者に支持される一方で、スキーはファミリー活動として根強い人気を保っています。アイススケートも成長を遂げており、今後のウィンタースポーツ界に変化をもたらす兆しを感じさせます。
これから数年で、スノーボードを楽しむ若者たちが親となった際、どのように家族で楽しむスタイルが変わっていくのか、非常に興味深い未来が待っています。TimeTree未来総研は、これからも予定データを通じて、社会の変化を読み解いていくことでしょう。