東海電子が手掛ける環境配慮の新製品
静岡県富士市に本社を構える東海電子株式会社が、環境への配慮を目指した新しい製品を発表しました。その名は「バイオマスマウスピース BP90」。この新製品は、2025年11月1日より出荷を開始する予定で、企業としての責任を果たすべく環境に優しい素材を使用しています。
背景と目的
この取り組みは、近年のSDGs(持続可能な開発目標)への意識の高まりから生まれました。東海電子では、これまで「安全・安心・健康」の理念をもとに、主に運輸業界向けにアルコール検知器や点呼システムを提供してきました。しかし、環境問題に対する意識が強まる中で、企業としてどのように持続可能な社会に貢献できるのかが重要な課題となっており、その第一歩として、使用するマウスピースの素材を化石燃料由来のプラスチックから植物由来のバイオマス材料に切り替えました。
このプロジェクトはカーボンニュートラルの実現に向けたもので、循環型経済を推進するうえでの重要な一歩とも言えるでしょう。さらに、環境課題への取り組みとして、カーボンニュートラル2050(C/N2050)やGHG(温室効果ガス)削減に貢献することを目指しています。
「BP90」の特徴
「BP90」は、多くの環境配慮素材として知られる植物由来のPLA樹脂を90%使用しており、これによりカーボンニュートラルの達成が期待されます。その証として、一般社団法人日本有機資源協会からバイオマスマークの認定も得ています。このマークの取得は、製品が環境に優しい証拠となります。
また、物性においても優れた特性を備えています。剛性や保香性、さらには耐油性に優れつつ、低温環境でも性能を維持します。加えて、安全性が求められる食品接触材関連の安全規格GB4806にも準拠しています。
さらに、この製品は長期耐久性を確保し、屋内環境において2年以上の使用が可能です。これにより、コストパフォーマンスも優れたものとなるでしょう。
出荷時期と価格
「BP90」の出荷は2025年11月1日に開始され、販売価格は税込みで6,050円(25本入り)となる予定です。これまでのマウスピースの素材変更に関わる測定精度やアルコール検知器の性能への影響はないため、安心して使用できる製品であると言えます。
まとめ
東海電子の「バイオマスマウスピース BP90」は、環境に配慮した新たな選択肢を提供します。ESG経営を実践しながら安全性も確保したこの製品が、今後の運輸業界において重要な役割を果たすことが期待されます。
製品の詳細や購入は、
東海電子公式ECサイトをご覧ください。
問い合わせ先:東海電子株式会社 営業企画部
E-mail:
[email protected]
企業としての社会的責任を果たすべく、これからも安全・安心・健康をテーマに新たな取り組みを続けていく東海電子に注目していきましょう。