淡路島の魅力を探る旅
関西看護医療大学が新たに発表した「いやしを巡る淡路島の旅〜Awaji Island Therapy Book〜」は、地元の自然とその癒しの効果に注目したセラピーブックです。このプロジェクトは、淡路島の素晴らしい風景を通して、心身の健康を促進することを目的としており、写真集としての役割だけでなく、読者に深い癒しを提供することを目指しています。
淡路島の自然と癒しの研究
この写真集には、淡路島の四季折々の風景が美しく収められており、実際に1年間にわたって撮影が行われました。掲載された写真は90点以上で、プロのモデルを使用せず、淡路島の学生と島民が主役として登場します。また、制作に携わったスタッフも淡路島在住の人々で構成されており、地域全体の魅力が集約された一冊となっています。
このセラピーブックには、「癒しの効果」が本当に存在するのかを実証するための調査データも掲載されています。淡路島の各地で実施した調査では、多くの学生がこの地での癒しを実感したことが示されており、実際にセラピー効果が確認されています。
心と体のリラクゼーション効果
さらに、写真集を読むこと自体にリラックス効果があるのかどうかも調べられました。具体的には、手指に赤外線をあて、その結果から「指尖脈波」を計測し、交感神経と副交感神経の状態を分析しました。その結果、読者の多くで交感神経の緊張が緩和され、副交感神経が優位になったことが確認されました。このように、ただ写真を眺めるだけでも心のリラックスをもたらす可能性があることが示唆されており、今後の研究にも期待が寄せられています。
未来への展望
学長の江川隆子氏は、このプロジェクトが淡路島の可能性を広く知ってもらうためのきっかけとなることを願っています。「私たちの美しい自然とその癒しの効果をぜひ多くの人に体験してほしい」という思いが込められています。セラピーブックは、京阪神を中心とした書店で1,650円(税込み)での販売を予定しており、多くの人々に手に取ってもらえることを目指しています。
書籍の基本情報
- - タイトル: いやしを巡る淡路島の旅〜Awaji Island Therapy Book〜
- - 編集&制作: 関西看護医療大学ブランディングチーム
- - 写真: 佐伯慎亮
- - デザイン: 竹田剛
- - 文章: 日下慶太、時友真理子
- - 版元: 関西看護医療大学
- - サイズ: A4
- - ページ数: 96ページオールカラー
- - 定価: 1,500円+税
- - 発売日: 2021年11月3日
- - ISBN: 978-4-9911380-0-3 C0026
このように、関西看護医療大学の取り組みは、淡路島の自然を通じて人々に心と体の癒しをもたらすことを目指しています。ぜひ、このセラピーブックを手にし、淡路島の美しさとその癒しの力を体験してみてはいかがでしょうか。