宮崎県、再造林条例施行
2024-07-02 16:19:44

宮崎県、都道府県初!再造林推進条例施行!持続可能な森林資源の未来へ

宮崎県、再造林推進条例を施行!持続可能な森林資源の未来へ



宮崎県は、7月2日に「再造林推進条例」を施行しました。これは、都道府県として初めての試みであり、持続可能な森林資源の利用と再造林率向上を目指したものです。

宮崎県は、スギ素材生産量で32年連続日本一を誇るなど、国内有数の木材供給基地として知られています。しかし近年、伐採後の再造林率は70%台にとどまっており、再造林されなかった林地が増加している状況です。

この状況を改善するため、宮崎県は「グリーン成長プロジェクト」を立ち上げ、抜本的な再造林対策に取り組むことを決めています。このプロジェクトの実効性向上のために、再造林の重要性を県民に広く認識させ、一体となって取り組む体制を構築することが不可欠です。

今回の条例施行は、その取り組みの一環として、再造林の推進を法的に後押しするものとなっています。

条例の目的は、

再造林の推進に関する基本理念を定め、宮崎県の責務、市町村、森林所有者、森林組合、事業者、県民の役割を明確にすること
再造林の推進に関する宮崎県の施策の基本となる事項を定めること
森林の多面的機能を発揮させ、県民の安全・安心で豊かな暮らしを実現すること

条例の内容は、

目的:宮崎県民の安全・安心で豊かな暮らしを実現すること
基本理念:再造林の推進に関わるすべての主体が共有するものとして、「再造林の理解促進」、「持続可能な森林の利用に向けた効率化の推進、県産材需要の拡大」、「担い手の処遇と労働環境の向上」、「関係者の適切な役割分担と相互の連携」の4項目を定めています。
各主体の責務・役割:宮崎県の責務、市町村、森林所有者、森林組合、事業者、県民のそれぞれの役割について定め、行政や林業関係団体などが連携・協力することを定めています。
基本施策:「再造林の推進に向けた気運の醸成」、「効率化の推進」、「県産材需要の拡大」、「担い手・事業者の確保」、「地域体制の整備」の5つの項目ごとに、宮崎県が施策を講じる必要のある内容について定めています。

この条例によって、宮崎県は、再造林の推進に向けた取り組みを強化し、持続可能な森林資源の利用と再造林率向上を図っていくことが期待されます。

詳細については、以下のリンクを参照してください。

条文(全文):https://prtimes.jp/a/?f=d115850-97-aa01db8716ae869aa714d183bb120f58.pdf
パンフレット:https://prtimes.jp/a/?f=d115850-97-575baeb38e6f165f5989db0b7bf3d292.pdf
条例制定に関する宮崎県のホームページ:https://www.pref.miyazaki.lg.jp/kankyoshinrin/press/2024/07/20240627134352.html


画像1

画像2

画像3

画像4

トピックス(地域)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。