Vtuber向けの新たなバーチャルライブサービス『AURA』
アイ・ペアーズ株式会社が、来たる2024年12月30日に新しいVtuber向けサービス『AURA(アウラ)』の先行サービスを提供開始します。この独自のサービスは、3Dモデル配信専用のバーチャルライブ制作および配信システムで、最新技術「n-Links」(商標登録出願中)を活用しています。これにより、現在のリアルタイムモーションキャプチャーが抱える技術的な課題を解決し、さらに制作プロセスを簡易化。コスト面でも大きな魅力を持っています。
新しい技術の導入
本サービスの中心には、アイ・ペアーズが開発したモーションキャプチャー関連のアプリケーション「n-Links」があります。この技術は、アクターの動作をリアルタイムに捕捉し、それを3Dモデルに反映することで、視聴者に新たな体験を提供します。配信オペレーターがゲームパッドを用いて表情をコントロールできるため、よりダイナミックでリアルなパフォーマンスが実現可能です。
また、スタジオや人数に応じたモーションキャプチャーシステムを用意し、その中には慣性式の「Xsens MVN Link」や光学式キャプチャーが含まれています。この技術の導入により、クオリティの高いコンテンツを、より少ないリソースで制作できます。
スタジオの選択肢
AURAでは、収録スタジオとして2箇所の施設を用意しています。高田馬場の「i-Base」は少人数の収録に適しており、最新の配信設備が整っています。一方、施設面積約94平方メートルの「qooop Virtual Studio」は多人数でのモーションキャプチャー収録を行う際に最適です。どちらのスタジオも、エンジニアやオペレーターが常駐しているため、収録から配信まで安心して任せられます。
専門的なサポートと設備
『AURA』の魅力は、ただ最新技術を提供するだけでなく、利用者に対して専門的なサポートを提供する点にもあります。収録施設はもちろん、モーションキャプチャー環境の構築、さらには配信までの全過程を手厚くサポートします。特に、光学式のモーションキャプチャーシステムは、最大9名までの同時収録が可能で、アイドルグループなど大人数でのパフォーマンスを求める方にも対応しています。
具体的には、指先の動きを細かくトラッキングする『MANUS Quantum Metagloves』を使用し、キーボードを打つ動作や楽器を演奏する際の指の動きまで、リアルに再現できます。これにより、VTuberとしてのパフォーマンスの幅が広がり、より多様なジャンルに対応できるようになります。
イメージキャラクターと今後の展望
さらに、『AURA』のサービスイメージキャラクターとして活動するVTuber「アウラ」さんが登場。このキャラクターは、サービスの改善や研究に参加し、より良い配信環境を提供するための重要な役割を担います。公式のSNSやYouTubeチャンネルを通じて、サービスの魅力を発信していく計画です。
今後、アイ・ペアーズはこのサービスを発展させ、VTuber文化のさらなる盛り上がりに寄与することを目指します。これからのバーチャルコンテンツ制作において、AURAはまさに革新の先駆けとなることでしょう。
お問い合わせ
AURAサービスに関する詳細や料金のお見積りは、アイ・ペアーズ株式会社のホームページからお問い合わせください。デジタルコンテンツに特化したクリエイティブな可能性を開く、AURAの登場にぜひご期待ください。