フリーランスエンジニアの現状は?年収、働き方、将来計画…1000人アンケートから見えてきたリアル
株式会社スリーシェイクが運営するフリーランスエンジニア向けマッチングサービス「Relance」は、1000人のフリーランスエンジニアを対象にアンケート調査を実施しました。今回の記事では、その調査結果からフリーランスエンジニアの収入、働き方、将来計画などの実態について詳しく解説していきます。
フリーランスエンジニアの収入は増加傾向!
調査結果によると、フリーランスエンジニアの平均年収は約632万円という結果になりました。これは前回の調査と比較して増加しており、特に800万円以上の年収層の割合が増加しています。
この増加傾向は、近年加速しているDXやクラウド化によってITエンジニアの需要が高まっていることが要因として考えられます。フリーランスエンジニアは、企業のニーズに柔軟に対応できることから、高い報酬を得られる機会が増えていると言えるでしょう。
フリーランスエンジニアの半数以上が収入アップ!
「フリーランスエンジニアになって収入は上がりましたか?」という質問に対して、約59.5%のエンジニアが「上がった」と回答しました。さらに、約85%以上のエンジニアがフリーランスになる前と比べて同額以上の収入を得ているという結果も出ています。
この結果から、フリーランスエンジニアは収入アップの可能性が高いと言えるでしょう。ただし、収入が下がるケースや変わらないケースもあるため、フリーランスになる前にしっかりと計画を立てることが重要です。
フリーランスエンジニアの魅力は?
今回のアンケートでは、フリーランスエンジニアのメリットとして、「働く時間に縛られない」「働く場所に縛られない」「収入UP」「過去の経験を仕事にできる」といった回答が多く挙がりました。
一方で、デメリットとしては、「社会的信用が低い」「労務や確定申告などの事務作業が大変」「将来の社会保障が少ない」「案件獲得のための営業が大変」といった声が上がりました。
フリーランスエンジニアは、自由な働き方ができる一方で、安定した収入や社会保障を得ることが難しいという側面も持ち合わせています。
フリーランスエンジニアの将来計画
フリーランスエンジニアの今後の働き方について、約32.7%が「専業フリーランスとして働き続けたい」と回答しました。一方で、約40.1%のエンジニアは、将来的に正社員を目指しているという結果になりました。
フリーランスエンジニアとして独立したものの、安定した雇用や社会保障を求めて正社員になりたいと考えているエンジニアが多いことが分かります。
まとめ
今回のアンケート調査を通して、フリーランスエンジニアは収入アップの可能性が高い一方、社会的な信用や将来の保障など、不安定な面も抱えていることが明らかになりました。
フリーランスエンジニアとして働くことは、自分自身のスキルや経験を活かして自由に活躍できる魅力的な選択肢ですが、同時に責任やリスクも伴います。フリーランスになる前にしっかりと情報収集を行い、自分にとって最適な働き方を見つけることが大切です。