JTBの新プロジェクト「ケンミン×ショー旅」で地域の魅力を発信

2025年5月2日、株式会社JTBは読売テレビ放送株式会社と株式会社プログレスと共同で新しいプロジェクト「ケンミン×ショー旅」に参画しました。このプロジェクトでは、全国の地域の魅力を紹介するショートドラマ動画「推し活女子のケンミン旅」が配信されます。

プロジェクトの概要

「推し活女子のケンミン旅」では、人気テレビ番組「秘密のケンミンSHOW」の中で特に人気のあった転勤ドラマ「辞令は突然に・・・」のその後が描かれます。物語の舞台となるのは、沖縄県からスタートし、6ヶ月かけて全国4県を巡る内容です。各県の特性や観光地が登場し、地域の魅力を感じながら視聴者を楽しませることを目的としています。

配信プラットフォームと内容

本作は、TikTokとInstagramといったSNSでの配信が予定されており、主に若年層をターゲットとしています。配信は週に2回行われ、スケジュールが予告なく変更される場合もあります。前半は「辞令は突然に・・・」に登場したキャラクターたちが再登場し、新しい視点で物語が進んでいきます。

ストーリーの舞台

物語は2025年に設定され、キャラクターの京一郎（水沢駿）が課長となり、転勤がなくなった家庭を中心に展開します。彼の妻はるみ（黛英里佳）と、居候の姪っ子あおい（工藤美桜）は、新たに困難に直面しながらもそれぞれの成長を遂げていきます。特にあおいは、一人旅を通じて各地の文化や県民性に触れ、様々な出来事と出会い、思わぬ恋心にも発展するかもしれないという、視聴者の心をつかむ展開も用意されています。これは、地元の人々しか知らない「地元ネタ」や観光情報を盛り込み、各地のリアルな姿を見せる狙いがあります。

プロジェクトの意義

JTBは、地域の観光情報を発信し地域の魅力を発掘するだけでなく、若年層の旅行需要を喚起することも目的としています。このプロジェクトによって、SNSと旅行の融合を実現し、「旅をしたくなる」という感情を刺激します。また、地域活性化への貢献にも力を入れており、地元との連携によって地元の魅力や観光情報の発信を行います。

JTBは、地域のリソースを活用した観光コンテンツの開発に取り組むことで、持続可能な地域づくりにも寄与します。人と地域をつなぐこのプロジェクトにより、利用者と地域の新たな関係性が生まれることを期待しています。

さらに、若い世代に向けた旅行の楽しさを再発見する機会を提供し、旅行が持つ魅力を再評価するきっかけにもなりそうです。地域のフレッシュな情報を発信し続ける「ケンミン×ショー旅」に、ぜひ注目してみてください。