Similarwebが発表した2026年版の『Digital 100 アワード』では、米国、英国、フランス、ドイツ、日本、オーストラリア、インド、ブラジル、韓国の中で顕著なデジタル成長を遂げたウェブサイトやアプリが選ばれました。このアワードは、デジタルビジネス界における最新トレンドや成長の指標を示すものであり、特に注目されるのは、生成AIを駆使したサービスの台頭です。
Similarwebの創業者でありCEOのOr Offer氏は、特に成長が持続する企業は非常に高く評価されるべきと述べ、『Digital 100』がその成果をデータに基づいて評価し、社会に示す意義について強調しました。このアワードは、企業がどのように生産性を高め、ユーザーの経済的価値を引き上げているかに注目しています。
特に、ChatGPTは大規模サイト・アプリ部門で複数の国において第1位を獲得。日本においても同様の評価を受けており、ほかの国でも非常に高い成長率を誇っています。具体的には、米国での成長率は127.9%、英国で142.6%、ドイツで125.2%、オーストラリアで131.7%、日本で131.1%、フランスで135.4%といった具合です。
これに対し、Similarwebのマーケットインサイト部門ディレクターであるLaurie Naspe氏は、生成AIの利用拡大が、ChatGPTだけにとどまらず、Canvaなど他のアプリにも大きな成長をもたらしていることを指摘しています。何よりも重要なのは、技術そのものではなく、それをどう活用するかにフォーカスする姿勢が、デジタルビジネスの成功を左右することです。『Digital 100』の上位企業に共通するのは、ユーザーの時間を消費させるような娯楽的なものではなく、生産性向上や経済的な価値の持続を重視したプロダクトに集約されています。
日本版のランキングでは、以下のウェブサイトとアプリが高評価を受けており、特に金融サービスや旅行、エンターテインメントなど多岐にわたる分野での成功が際立っています。特に金融サービス部門では、暗号資産に特化したmexc.comが316.7%という驚異的な成長率を記録し、またアプリでは三井住友信託のスマートライフデザイナーが236.1%の成長を遂げました。旅行分野ではGood Luck Tripが180.5%の成長率を示しています。
さらにメディアやエンターテインメントの分野でもmamahiroba.comが154.7%の成長、フード&ホスピタリティ部門ではbutayama.comが114.3%の成長を達成。こうしたデータは、ユーザーにとっての価値を高めるための努力が色濃く反映されているといえます。
『Digital 100』ランキングは企業からの申請や推薦によって決定されるものではなく、Similarwebが保有している膨大なデジタルデータに基づく客観的な分析によって導き出されます。このランキングが示すのは、単にどの企業が成長しているかだけでなく、現在のデジタルビジネスにおける成功のメトリクスでもあります。今後もデジタルマーケットのトレンドを注視し、どのような企業が新たなビジネスチャンスを創出し続けるのかに期待が寄せられています。