新バーコードライブラリ登場
2025-12-19 09:41:29

バーコード開発の新スタンダード: Barcode.php ver 4.0の登場

バーコード開発の新スタンダード: Barcode.php ver 4.0の登場



有限会社パオ・アット・オフィスが、PHP開発環境向けのバーコード生成ライブラリ「Barcode.php」の新バージョン、すなわち「Barcode.php ver 4.0」を2025年12月19日にリリースしました。今回のバージョンアップの目玉は、開発者からの要望が多かった新機能「幅指定描画」と、ベクター形式の「SVG出力」に対応したことです。

幅指定描画機能の追加


新たに搭載された幅指定描画機能(draw_by_width)は、バーコード全体の幅を直接指定することが可能になっています。これにより、「帳票の枠に収めたい」「特定の幅で出力したい」という実務上のニーズに的確に応じることができます。従来の方法では、最小モジュール幅を指定するため、最終的な幅が自動的に生成される形式でしたが、これに代わって全体幅を指定できる柔軟性が得られます。

例えば、以下のように記述できます。
```php
// 従来:モジュール幅を指定
$img = $barcode->draw($code, 2, 50);
// Ver 4.0:全体幅を指定
$img = $barcode->draw_by_width($code, 300, 50);
```
この改善により、開発者はより具体的なレイアウトに対応したバーコードを生成できます。

FitWidth プロパティ


バーコードの幅を指定した際に、どのように描画するかの選択が重要です。新たに加わったFitWidthプロパティで、「指定幅ぴったり」にフィッティングさせるか、「読み取り精度を優先」させるかを選ぶことが可能です。具体的には、設定を次のように切り替えることができます。
```php
// 幅ピッタリモード
$barcode->FitWidth = true;
// 精度優先モード
$barcode->FitWidth = false;
```
この機能により、ハンディターミナルによる読み取りやインクジェット印刷など、特定の環境に応じて最適な選択ができるようになっています。

SVG出力への対応


また、Ver 4.0ではSVG出力にも対応しました。SVG形式はベクター形式なので、拡大や縮小を行っても劣化しません。これにより、高解像度印刷やレスポンシブデザインのWebページでも高品質なバーコードを利用できます。SVG出力の設定も簡単で、次のように記述できます。
```php
$barcode->OutputSVG = true;
$svg = $barcode->draw($code, 2, 50);
```

PHP 8.5対応の安定性


Barcode.php ver 4.0は、最新のPHP 8.5にも対応しています。PHP 8.3以降で導入された動的プロパティの禁止にも対応しており、幅広いバージョンのPHPで安定して動作します。レガシー環境の保守から最新環境での新規開発までも考慮した設計となっているため、デベロッパーにとって大きなメリットです。

簡易な試用版の提供


今回のリリースにあたり、Barcode.phpの試用版もDocker版で提供されており、わずか5分で環境を整えることができます。操作がシンプルで、手早くバーコード生成の体験が可能です。

対応バーコードの幅広さ


Barcode.phpは、業務に必要な多くのバーコードタイプに対応しています。1次元バーコードとしては、JAN-13、UPC-A、CODE39などがあり、さらに2次元バーコードとしてQRコードやDataMatrixも含まれています。業種や用途に応じて求められる品質を提供するため、選択肢が充実しています。

Pao@Officeの実績


有限会社パオ・アット・オフィスは、2002年から開発者向けバーコードツールの提供を行っており、20年以上の実績を持つ企業です。精度への徹底したこだわりや、シンプルなAPI設計、多様な開発環境への対応など、多くのユーザーに支持されています。

製品情報


  • - 製品価格: 22,000円(税込)
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会社情報

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有限会社パオ・アット・オフィス
住所
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