三田理化工業新体制
2024-01-09 09:00:01
三田理化工業が新体制へ、千種純氏が3代目社長に就任
三田理化工業、新たな出発
1949年に設立された三田理化工業株式会社(本社:大阪府大阪市)は、今年で創業75周年を迎えます。この長い歴史の中で、病院向けの調乳機器や医療用消耗品を中心に、ニッチな市場でトップの地位を築いてきた同社は、2023年12月28日付で次世代のリーダーとして千種純(34歳)が代表取締役社長に就任することを発表しました。これにより、前社長の千種康一が会長に就任し、さらなる成長を目指します。
三田理化工業の歩み
創業当初、三田理化工業はガラス製品を中心とした理化学機器の製造・販売が主な業務でした。しかし、時代の変化に伴い、業務内容は機器設備や医療用消耗品の製造へとシフトしました。特に2000年以降、千種康一氏が代表を務める中で同社はISO9001やISO13485の取得、自動化機器の開発、3DCADの導入など、さまざまな改革を推進し、成長を遂げてきました。
現在、全国の病院や大学、製薬企業に向けて製剤設備や調乳設備を供給し、海外市場にも進出しようとしています。特に、洗浄機能を強化した開発センターが整備され、より高品質な製品提供に努めています。
千種純社長の経歴と展望
新たに社長に就任する千種純氏は、前社長の千種康一氏の次女と結婚後、2017年に入社しました。当初は業績が停滞していましたが、クラウドサービスを駆使し業務改善を推進、業績の回復に寄与しました。彼は、社内で80個の業務アプリを開発し、デジタル化を推進してきました。
千種純氏は「道なきところに道をつくろう」という理念の下、社員一丸となって、より顧客満足度の高い商品やサービスを提供していくことを目指しています。また、日本国内の市場環境が大きく変化する中で、命と向き合うための新たな商品開発を進めるとしています。
千種康一会長の思い
千種康一氏は、1993年に三田理化工業に復帰し、2000年からは代表取締役として会社を牽引しました。会長に就任後も、次世代のリーダーである千種純氏を支えながら、会社のさらなる発展に寄与したいと考えています。彼もまた「道なきところへ道をつくる」というスローガンを掲げ、社内外の信頼関係を築きつつ、成長を続けていく意思を表明しています。
未来に向けた展望
三田理化工業は、今後も医療分野において重要な役割を果たし続ける企業を目指します。新体制の下で、さらなる技術革新や新しい価値の創出に挑戦し、感謝と笑顔に満ちた会社を実現していくことが期待されています。これからの三田理化工業の動向から目が離せません。
会社情報
- 会社名
-
三田理化工業株式会社
- 住所
- 大阪府大阪市北区大淀中2-8-2
- 電話番号
-
06-6458-0971