生成AIの業務活用を促進する新ソリューション「XERV」の登場

株式会社LEXAR（神奈川県川崎市）は、自社のSaaS「XERV」を通じて生成AIを活用し、業務改善の提案を行う新しいソリューションサービスを始めました。業務のデジタル化（DX）が進む中、生成AIの活用が期待されていますが、まだその適用範囲は限られており、企業の導入が進んでいないという現状があります。

生成AIの導入障壁

生成AIの業務活用が進まない理由の一つは、業務への具体的な適合性が不明瞭であることです。企業はどの業務を自動化すべきか、また、どの程度自動化を進めるべきかについて疑問を抱えていることが多いです。このような疑念が、生成AIの導入を躊躇させる原因となっているのです。さらに、多くの企業は長年にわたってIT投資を続けてきたため、新しい技術を既存の情報システムとどのように統合するかという課題も生じています。

XERVが提供する解決策

LEXARは、この問題に対処する方法として「XERV」と生成AIの統合を提案します。XERVは、業務の仕様を構造化する機能に優れており、これを活用することで生成AIから業務改善の具体的な方法を見出すことが可能です。仕様情報を生成AIに入力する際の課題や、AIに対して効果的に質問する難しさに対応するソリューションも整えており、企業はこの新しい方法論を使ってAIを業務に活用していくことができます。

企業向けの提案

企業がITから真の価値を得るためには、生成AIの活用だけでなく、データの活用やシステムの刷新に関する様々な課題に取り組む必要があります。LEXARのソリューションは、これらの社会的な課題に立ち向かうことを目的としています。公式サイトでは、生成AIが業務活用されない理由や具体的な解決策をまとめたホワイトペーパーも配布中です。興味のある方はぜひご覧ください。（ホワイトペーパーリンク）

XERVの登場とその可能性

XERVは2018年に研究がスタートし、2021年には開発が始まりました。このプラットフォームは、業務やシステム、データの仕様を統合的に構造化・可視化できるのが特長です。90%の登録作業をAIが自動化することで業務の効率化も実現しています。XERVは単なる思いつきで生まれたものではなく、仕様の数理モデル化に基づく科学的なアプローチが土台となっています。

企業の信頼と実績

株式会社LEXARは、代表取締役社長の松村覚氏が2016年に設立し、大手企業向けにコンサルティングサービスを提供してきました。松村氏は大手SIerでの管理職として、多数の大規模プロジェクトをリードしてきた経験を持ちます。彼の知見を基にした「価値ベースデザイン」や「リスク収束フレームワーク」などの科学的マネジメントフレームワークを活用し、企業のDXを推進するための努力を続けています。