ナビレンスで移動支援
2026-04-03 10:14:27
新潟駅バスターミナルで始まった移動支援社会実験「ナビレンス」とは
新潟駅での新たな挑戦
新潟県新潟市に位置する新潟駅バスターミナルは、視覚障害者を含む移動困難者のための「ナビレンス」を用いた社会実験が2026年3月から行われることになりました。この取り組みは、特定非営利活動法人障害者自立支援センターオアシスと株式会社メジャメンツが共同で実施し、視覚障害者の利便性を向上させることを目指しています。新潟県内では初の試みとなります。
「ナビレンス」とは何か?
「ナビレンス」はスペインから発祥した音声案内アプリであり、周囲に設置されたアクセシブルなナビレンスコードをスキャンすることで、目的地の情報や距離、方向を音声で案内します。このアプリはバスターミナル内だけでなく、バスや電車の時刻案内も行うため、視覚障害者が自信を持って移動できる手助けとなるのです。
実験の目的
新潟駅バスターミナルの供用開始にあたり、視覚障害者の安全で円滑な移動をサポートするために、「ナビレンス」を使った音声ガイダンスの有効性を検証します。この実験を通じて、物理的なインフラを補完する「情報のユニバーサルデザイン」を確立することを目指しています。
利用者の声
オアシスの代表理事である小島紀代子氏は、この取り組みに対して熱い思いを語ります。「新潟駅バスターミナルは広大で複雑ですが、この空間をテクノロジーで安全な場所に変えたい」として、移動に不安を抱える視覚障害者が安心して外出できる社会の実現を目指しています。また、メジャメンツの上濱直樹代表取締役も、ナビレンスが視覚障害者にとって有効だけでなく、車椅子利用者や外国人旅行者にも役立つツールであることを強調します。
オアシスとメジャメンツの役割
オアシスは1994年から視覚障害者の自立支援活動を続けており、その精神は「獲った魚を与えるのではなく、魚の獲り方を教える」という理念です。日常生活や仕事に不安を抱える視覚障害者に対し、その状況を改善するための伴走者として支援活動を行ってきました。一方、メジャメンツはウェブアクセシビリティや障害者雇用支援を行うコンサルティングファームであり、特に障害者向けの事情を考慮したサービスを提供しています。
未来へ向けた一歩
この社会実験は、視覚障害者の移動の安全性を確認することに加え、テクノロジーを活用した街づくりの一環でもあります。新潟市から委託を受け、町全体がより優しい環境になるように幅広い知見と実践を重ねていくとしています。新潟駅が誰もが迷わず、安心できる場所として進化することを期待しています。
このように、「ナビレンス」による移動支援の実験は、新潟の未来を支える重要な取り組みとして、大きな一歩を踏み出しています。
会社情報
- 会社名
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特定非営利活動法人 障害者自立支援センターオアシス、株式会社メジャメンツ
- 住所
- 電話番号
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