北アルプスの山々が育んだ新しい日本酒「mine」
長野県安曇野から登場した純米大吟醸「mine」は、北アルプスの清らかな天然水を活用した、新しい日本酒の形を提案しています。このプロジェクトは、株式会社安曇野ミネラルウォーターと京都の老舗酒蔵・招德酒造の協力によって実現しました。
安曇野の貴重な水資源
安曇野は、海抜3,000メートルを超える北アルプスから流れる美しい水に恵まれた地域です。約30年にわたって自然のフィルターを通過し、湧き出るこの水は限りある資源であり、地域の人々に大切にされています。自然への敬意を表し、持続可能な形で未来へ繋ぐために、安曇野では新しい価値を生み出すプロジェクトが考案されました。
水と酒の革新の融合
この純米大吟醸「mine」は、京都産の酒米・祝(いわい)を使用し、安曇野のなめらかでやや甘みのある水で仕込まれています。招德酒造は297年もの歴史を持つ酒蔵で、今回は初めて安曇野のミネラルウォーターを仕込水として利用しました。これは、硬度30mg/Lといった特徴を持つ軟水の魅力を最大限に引き出す試みです。
日本酒造りにおいて、仕込水は重要な要素です。通常、日本酒はその産地の水を使って醸造されますが、違う地域の水を使用するというチャレンジは非常に珍しいものです。この革新的なプロジェクトは、酒米の浸漬から度数調整、さらには醸造のすべての過程において、安曇野の水を活用。酒米の研磨率は35%と高く設定され、雑味の少ない芳醇な味わいを目指しました。
限定生産の特別な一杯
「mine」は、原酒と12度の2種類がラインナップされており、アルコール度数が抑えられたことで飲みやすさが強調されています。味わいは、安曇野の天然水の甘みがふわりと香り立ち、美味しさを引き立てます。製品は小ロット生産のため、数量限定での販売に。特別な日に楽しむお酒として、ぜひお試しいただきたい逸品です。
販売情報
この特別な日本酒は、公式のWEBサイトから購入することができます。飲食店や法人向けの販売も応相談。水と酒の新たな旅路を、ぜひ皆さんも体験してみてはいかがでしょうか。自然の恵み、文化の結晶である「mine」。その味わいが広がる瞬間をお楽しみください。
japan sake mine official site
【製品情報】
- - 製造元: 招德酒造株式会社(京都府京都市伏見区舞台町16)
- - 販売者: 株式会社安曇野ミネラルウォーター松本営業所(長野県松本市中央1-19-15 PARK BLDG, 5F)
- - 容量: 720ml
- - 原料: 米(京都産祝)、米麹(国産米)
- - 精米歩合: 35%
この新しい日本酒「mine」は、天然水の秘めた力を引き出し、長い歴史を有する酒造りの技術で形になりました。安曇野と京都、二つの地域の魅力が詰まった、特別な一杯をぜひご堪能ください。