株式会社プロシップの2025年3月期決算
株式会社プロシップ(以下、プロシップ)は、2025年3月期の連結決算を発表し、過去最高の業績を記録したと発表しました。売上高は7,564百万円で、前年同期比11.0%の増加、営業利益は2,309百万円で41.5%の増加、経常利益は2,431百万円、親会社株主に帰属する当期純利益も1,930百万円で43.0%の増加となりました。この増収増益の背景には、固定資産管理ソリューションの強化があるとされています。
固定資産管理ソリューションの優位性
プロシップの主力製品である「ProPlus」は、企業が固定資産を効率的に管理するためのソリューションとして多くの支持を受けています。大型案件の増加や、既存顧客への新機能提供が相まって、業績に大きな寄与をしました。また、企業のシステム投資需要に応える形で、様々な業界の大手企業からの信頼を獲得しています。
さらに、プロシップは、全社的な品質管理と生産性の向上に努め、売上原価を抑えつつも、譲渡制限付株式報酬制度など人財への投資を行いました。これにより、業績は安定し、将来的な成長には欠かせない基盤が築かれています。
配当の見直し
今回の決算発表にあたって、プロシップは配当予想も引き上げることを決定しました。これまでの1株当たり55円から、8円増の63円に修正される見込みです。この取り組みは、株主への還元を重視し、長期的な成長を見据えたものです。今後も配当性向40%以上を維持しつつ、株主の利益還元に努める姿勢を示しています。
今後の展望
新リース会計基準に対応した「ProPlus+」のリリースが控えており、これも業績に寄与することが期待されています。プロシップは固定資産管理の分野での専門性をさらに深め、国内外の企業に対してその価値を提供していく計画です。2024年には「ProPlus for Electric Power Company」をリリース予定であり、今後の展開にも注目が集まります。
会社概要
株式会社プロシップは、1969年に設立され、現在は東京証券取引所のプライム市場に上場しています。固定資産管理分野での高度な専門性を誇り、ユーザー数は5,454社以上に達します。プロシップの理念は「Speciality for Customer」であり、これを実現するためのサービス提供を地道に続けています。
今後もプロシップは、グローバルに固定資産管理の質を向上させつつ、株主や顧客の期待に応え続ける企業であり続けるでしょう。