猫は私たちの生活に喜びと癒しをもたらしてくれますが、その一方でふとした瞬間に見せるイタズラに頭を悩ます飼い主も多いはずです。今回は、ペット用品販売の「ペテモ」が実施したアンケート調査の結果を元に、猫のイタズラの傾向やその原因、飼い主たちの対策について詳しくご紹介します。
調査概要
- - 対象者: 猫を飼っている165人(全国)
- - 調査期間: 2024年11月6日~11月7日
- - 実施機関: イオンペット株式会社
- - 調査方法: インターネットによる調査
イタズラされた経験
調査によると、80%以上の飼い主が「猫にイタズラされた経験あり」と回答。この数字は、好奇心旺盛な猫の特性が如実に表れています。
イタズラの性別に関する質問では、約60%がオス猫に関する回答を示し、40%がメス猫という結果に。オス猫がより活発で甘えん坊な性格を持っていることから、イタズラが多い傾向が見て取れます。特に、年齢に関しては、若い猫ほどイタズラをする傾向があり、調査結果では特に3歳が最も多く、年齢が上がるにつれイタズラの頻度が減少することが分かりました。
イタズラの具体例
飼い主が経験したイタズラの内容を聞くと、最も多かったのは「クッションを噛む・壊す」で44.7%という結果が出ました。他にも「盗み食い」や「ゴミ箱漁り」など食にまつわるイタズラも多く見られました。また、特筆すべきユニークな回答として、洗われたカエルを枕元に持ってきた、というエピソードもありました。
イタズラの原因と対策
次に飼い主が考えるイタズラの原因を尋ねたところ、最も多くの飼い主が「かまってほしいから」と答えています。この他にも「寂しいから」や「退屈しているから」といった理由が挙げられ、猫とのコミュニケーション不足からイタズラが発生する場合も多いようです。
対策として飼い主たちは「おもちゃを増やす」ことや「遊ぶ時間を増やす」ことが主な方法として実施しています。特に、「対策をしたことがない」と答えた飼い主も全体の20%存在し、そのうち63.6%がイタズラを経験しているとのこと。すなわち、イタズラによってその後対策を講じる飼い主が多いという結果も見られました。
おもちゃの重要性
猫のおもちゃの所有数について調査を行ったところ、3種類の猫のおもちゃを持つ飼い主が最も多く、またイタズラを経験した飼い主の方が比較的多くの種類を所有していることが分かりました。遊びの時間を充実させるために、新しいおもちゃを購入することで、猫ちゃんのストレスを軽減するために努力している飼い主が目立ちました。
まとめ
今回の調査から、オス猫や若い猫が特にイタズラを好む傾向があることが明らかになりました。イタズラに対する対策は、猫の気持ちを尊重し、遊ぶ時間やおもちゃの増加を通じて行われています。飼い主が猫に対しての愛情をもって取り組む姿勢が、猫のイタズラを理解し、絆を深める手助けになることでしょう。
猫のイタズラは時には手をこまねいてしまう事もありますが、猫との関係をさらに豊かにするための一助ともなり得ます。これからも飼い主様はぜひ猫に最適なおもちゃを探して、楽しい毎日を過ごしていただきたいと思います。