パーソル、テクノロジー活用スキル向上のための新講座を開講
パーソルホールディングス株式会社は、新たなテクノロジー活用のためのプログラム「TECH UP CAMPUS」を2024年10月にスタートします。このプログラムは国内グループの約19,000人の社員を対象に、テクノロジーによる業務の向上を目指します。
1. TECH UP CAMPUSについて
「TECH UP CAMPUS」は、パーソルイノベーション株式会社が運営するDX人材育成のオーダーメイド研修『TECH PLAY Academy』と連携しており、社員が業務を円滑に行うためのテクノロジースキルを獲得することを目的としています。この取り組みは、同社の中期経営計画である「テクノロジードリブンの人材サービス企業」への進化の一環です。
このプログラムでは、データアナリティクス、UX(ユーザー体験)、プログラミング、デジタルマーケティング、プロジェクトマネジメント、テクノロジーリサーチ、アジャイルマネジメントの7つの講座が用意されています。社員は、自分の興味や必要に応じた講座を無料で受講でき、実践を重視したカリキュラムでスキルを身につけることができます。
2. 各講座の特長
各講座は90分の講義を10回受講する構成で、専門家が講師を務めます。また、各講座では課題が設定されており、受講者はリアルな業務に関連した課題を解決することで実践力の強化を図ります。合格した受講者にはバッジが付与され、スキルの可視化が行われます。このバッジは基礎的な知識を持つ「3級」から、上級レベルの「1級」までの3段階に分かれており、社内のキャリアデザインに寄与します。
講座内容
- - データアナリティクス: データ分析の重要性や視点を学び、実データを用いてExcelで練習
- - UX: ユーザーニーズの理解とそれを製品やサービスに反映させる手法を学習
- - プログラミング: データ分析や自動化を行うためのプログラミング技術を習得
- - デジタルマーケティング: データに基づいた意思決定を支援するデジタルツールを学ぶ
- - プロジェクトマネジメント: プロジェクトの計画から評価までのプロセスを習得
- - テクノロジーリサーチ: 新しいテクノロジーやビジネスモデル、市場動向を学ぶ
- - アジャイルマネジメント: 不確実なビジネス環境での柔軟な対応力を養成
3. TECH UP CAMPUSの目的
このプログラムは社員の成長を促進するだけでなく、最終的には業務効率化や事業価値の向上を目指しています。講座開始後は、さらなる講座の拡充が計画されており、高度なスキルを持った社員が講師として指導・教授する場も用意される見込みです。
4. まとめ
「TECH UP CAMPUS」は、テクノロジーに対する知識と実践力を高めるための新しい取り組みです。これにより、パーソルグループは業務の効率化と事業の成長を加速させることを期待しています。デジタル化が進む企業の中で、こうした教育プログラムが果たす役割はますます重要になってくるでしょう。社員一人一人が新たなスキルを習得し、業務に活かすことで、より良い「はたらき方」の実現を目指します。