持続可能な社会の明日
2024-07-30 17:33:55

新刊『持続可能な社会づくりへの統合的アプローチ』が示す未来への道筋とは

2024年7月リリース予定の新刊



公益財団法人地球環境戦略研究機関(IGES)が監修した新刊『持続可能な社会づくりへの統合的アプローチ』が、2024年7月30日に丸善出版から出版されます。本書は、我々が今直面する気候変動や生物多様性の損失といった地球規模の課題に対し、どのように統合的にアプローチすべきかを探求しています。

地球規模の課題への対応



世界各国が直面する環境問題は、単一の要因によって引き起こされているわけではありません。様々な主体が関与しており、影響関係は緊密に結びついています。そのため、IGESでは、環境・社会・経済といった各分野を俯瞰し、多様な知見を集約することで、効果的な解決策を導き出そうとしています。

本書は、IGESの研究活動の成果を基に、統合的アプローチの理解を深めるためのプロセスを可視化しています。さらに、国内外の事例を元に、持続可能な社会を築くための道筋を描き出す内容となっています。

統合的アプローチの7つのプロセス



本書では、最初の三章で統合的アプローチの背景と構成する7つのプロセスについて詳細に解説しています。さらに、後半の章では具体的な実践例を紹介し、以下のテーマについて触れています:
1. 持続可能な開発目標(SDGs)へのシナジーの強化
2. 各国や自治体、アジア都市におけるネット・ゼロの取り組み
3. 循環型経済への移行
4. ネイチャーポジティブの実現
5. ビジネスと金融の有機的連携

これらの実践例は、統合的アプローチの重要性を強調し、未来の持続可能な社会の実現に向けたヒントを提供します。

知識人からの推薦



本書の監修を務めた武内和彦理事長は、「持続可能な地球環境と人類社会の未来を導く2030年までの『決定的な10年』において、この『統合的アプローチ』は重要である」と強調しています。また、著名な識者たちからも多くの推薦が寄せられており、それぞれが本書の重要性を称賛しています。

小宮山宏氏


「本書はサステイナビリティ学の最新の研究をまとめており、特にその7つのプロセスは、現代の環境問題に対する包括的な視点を提供しています。」

高村 ゆかり氏


「環境問題と経済・社会課題の相互関係を解決するための鍵が本書には示されています。」

井田徹治氏


「本書は企業や金融機関にとっても役立つ教科書であり、統合的な解決策を模索する重要な資料です。」

出版概要



この書籍は、武内和彦と高橋康夫の監修のもと、IGESが編集を行ったものです。発行は丸善出版で、価格は4,180円(本体3,800円+税)となっています。

持続可能な社会の構築を目指し、科学と政策の橋渡しを行う本書を通して、多くの人々が一歩踏み出すきっかけとなることを期待しています。

公益財団法人地球環境戦略研究機関について



IGESは持続可能な開発を推進するために、気候変動や資源管理、循環型経済などの政策研究を行っており、学際的なアプローチを通じて、地域社会との連携を深めています。1998年に設立され、国外からの研究者も多く在籍しています。


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会社情報

会社名
公益財団法人地球環境戦略研究機関(IGES)
住所
神奈川県三浦郡葉山町上山口2108-11
電話番号
046-855-3700

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