メンタルヘルス企業ラフールが資金調達で新たな成長を目指す
東京を拠点とする株式会社ラフールは、最近エン・ジャパン株式会社、ディー・エヌ・エー、協和など複数の企業および個人投資家からの支援を受け、シリーズAのラウンドで7億円の資金を調達しました。この資金調達は、第3者割当増資によるものであり、同社の成長戦略を加速させる大きな一歩となります。
資金の用途と中期ビジョン
ラフールは、この調達した資金を様々な用途に活用する予定です。主なターゲットとしては、メンタルヘルスサービスの柱である「ラフ―ルサーベイ」の機能強化やスリープテック事業の拡充を挙げています。また、中期ビジョンとして掲げる「オープンプラットフォーム構築」や「海外展開」、さらには「BtoC展開」の加速も目指しています。
加えて、スポーツ選手や芸能人向けのパフォーマンス向上を目的としたメンタルヘルスサービスの研究開発や、幼児やペット向けの新サービスの展開を進める考えです。さらに、メンタルに関するビッグデータをAI解析するための投資も具体的な計画の一部に含まれています。
ラフールの背景
株式会社ラフールは、2011年に設立以来、主にBtoB市場においてメンタルヘルス領域に特化した「AIテック×リアル」なサービスを展開してきました。現在、3,000社以上との取引実績を誇り、大学や専門家との共同によるビッグデータのAI解析も行っています。特に、産業界でのメンタルヘルス課題に対する手助けを目的とした「ラフールサーベイ」は業界初の試みであり、企業の組織課題の分析と対策がセットで行える点が特徴です。
事業の展望
今回の資金調達を受け、ラフールはさらなる事業の強化を図る予定です。メンタルヘルスは今や多くの企業で注目されるテーマであり、特にリモートワークが増加する中で、精神的健康の重要性は高まっています。ラフールの取り組みによって、企業の職場環境が改善されることが期待されています。
また、スリープテックにおいても、睡眠はメンタルヘルスと密接に関連しています。この両領域での成長が、ラフールのさらなる飛躍につながることは間違いありません。
今後もラフールの進捗と新しいサービスの発表に目が離せません。この資金調達を契機に、同社がどのような展開を見せていくのか、多くの期待が寄せられています。
会社概要
- - 会社名:株式会社ラフール
- - 所在地:東京都中央区日本橋茅場町2-9-5 日進ビル7F
- - 設立:2011年11月30日
- - 代表者:代表取締役社長 結城 啓太
- - 事業内容:メンタルヘルステック、スリープテック、コンサルティング、保育園事業、有料職業紹介
- - 企業サイト:ラフール公式サイト