Web請求書システムの利用に関する実態調査
プロトスター株式会社が実施した「Web請求書システムの利用に関する実態調査」は、全国の会社員や経営者、自営業者など200名を対象に行われました。この調査は、インボイス制度の導入や電子帳簿保存法の改正に伴う請求書業務の電子化が進んでいる中、企業がどの程度Web請求書システムを導入し、その効果や課題を感じているのかを把握するために実施されました。
調査の背景
近年、請求書業務はデジタル化が急速に進んでいますが、その実態は依然として不透明でした。各企業がどのような方法で請求書を発行し、どれほどの悩みを抱えているのか、また、それを解消するためにどのようなシステムを導入しているのかを明らかにするため、この質問が必要とされていました。
主な結果
1. 51%が「Excel・紙」で発行
調査の結果、請求書業務を行っている139名のうち、51%が未だに「Excelや紙」で請求書を作成していることが明らかになりました。一方で、クラウド型のWeb請求書システムを利用しているのは23.7%にとどまっています。これは、デジタル化が進みにくい一因とも言えるでしょう。
2. 効率化のきっかけは「インボイス制度」
請求書業務を効率化したい理由として最も多く挙げられたのは、39.4%が「インボイス制度への対応」とのこと。次いで「請求書作成の手間削減」「電子帳簿保存法への対応」など、制度化が進むことが効率化への契機であることが伺えます。
3. 重視される要素は「操作性」と「料金」
Web請求書システム選定の際の重視ポイントとして、42%が「使いやすさ」、37.5%が「料金」と答えました。これは、業務効率を向上させるためにも、日常的に使用しやすいシステムが求められていることを示しています。
4. 業務時間の削減を実感
73.1%の回答者が、業務時間の削減を実感しており、特に24.4%の人は「30%以上」と回答しました。手動での業務を減らすことで、全体的な作業負担が軽減されるのが実感できるようです。
5. 満足度とデメリット
満足度は54.6%という結果に対し、デメリットも浮き彫りになっています。「移行・初期設定の手間」が34.1%と多くの人に影響を与える要因ということもわかりました。
6. よかった点は「ミスの減少」
評価として多く聞かれたのは、43.9%が「人的ミスが減った」とのこと。デジタル化により、作業時間が減少し、ミスのリスクが軽減されると実感された方が多いようです。
7. 情報収集は比較やAI利用が主流
情報を集める手段として42%が「資料請求して比較」、27.3%に「生成AIに相談」といった方法が挙がりました。特にAIの活用は、情報収集の新たな流れを作り出しています。
まとめ
調査結果からは、請求書業務の電子化が進む中で半数の企業が依然として古い方法を使用している現状が浮き彫りになりました。Web請求書システムの導入がおすすめされていますが、やはり初期の設定や移行にかかる手間などの課題が残っています。成功するためには、比較検討をしっかり行い、自社に合ったシステム選びが重要です。
SaaS比較メディア「起業LOG SaaS」は、必要な情報を提供し、企業のデジタル化を促進するための活動をサポートしていきます。今後も新たな調査結果をもとに詳しい情報を発信していく予定です。