日本の文化と美意識を反映した「伝統漆芸 麗」シリーズの新作がついに登場します。本記事では、このシリーズの魅力と新たに追加された二つの万年筆の詳細をご紹介します。
「伝統漆芸 麗」シリーズとは?
「伝統漆芸 麗」シリーズは、2019年にスタートした漆を用いた筆記具のコレクションです。初期のラインアップには、輪島や津軽の伝統的な塗りが施された万年筆が登場しました。このシリーズは、日本の伝統美を重んじるだけでなく、各地の特産品や文化にも根ざしています。第5弾となる今回は、石川県と長野県の二つの異なる漆塗りの万年筆が発売されることになりました。
新作の魅力
伝統漆芸 麗 石川 創作春慶加賀塗万年筆
この万年筆は、石川県の伝統的な「春慶塗」を施した一品です。希望小売価格166,500円で、21金の中字ペン先を配しており、書き心地は抜群です。外装にはエボナイト材が使用され、美しい加賀塗りが施されています。サイズは直径17mm、全長151mmで、専用桐箱に入っています。
伝統漆芸 麗 長野 創作春慶木曽塗万年筆
長野県の「春慶木曽塗」を採用したこの万年筆も同じく165,000円で、同様に21金の中字ペン先を用いており、エボナイト材の胴体が特徴です。重量は31.8gで、持ち運びにも優れています。また、こちらも専用の美しい桐箱に収められています。
漆塗りの歴史と意義
「麗」というシリーズ名には、「漆」の美しさを讃える意味が込められています。奈良・平安時代に確立された漆器文化は、貴族社会の象徴とされ、祭祀にも使用されました。漆の美しさを長年にわたり守り続けることは、日本人としての誇りでもあります。このシリーズは、その美意識を今に伝える役割を果たしています。
使い方と取り扱い
newシリーズには、万年筆本体に加え、カートリッジインク、専用袋、クリーニングクロス、説明書が同梱されています。使用後はメンテナンスを行い、大切に保管することで、長持ちさせることができます。万年筆の長寿命を実現するためのサポートも提供されており、ユーザーサービスも充実しています。
おわりに
「伝統漆芸 麗」シリーズの新作万年筆は、日本の伝統美と高い品質を兼ね備えたとても貴重なアイテムです。自分の手で、日本の美を感じながら、大切な一文を紡ぎだしてみてはいかがでしょうか。これからも「麗」シリーズは日本の文化を大切に守り続けていくことでしょう。