子どもの未来を育む！神戸でペーパークラフトドローン体験開催

2025年8月20日、神戸ポートピアホテルにて、日本で初めて「ペーパークラフトドローン COCODRONE」を用いた親子向けの体験教室が開催されました。主催は神戸ポートピアホテルで、株式会社Binarity Bridgeが協力しました。猛暑が続き、外で遊ぶことが難しいこの夏、参加者の親子は新しい体験を通じて特別な思い出を作りました。午前・午後の2部制で15組の親子が参加し、大変高い満足度を得ています。

開催の背景

近年の温暖化の影響で、従来の屋外での遊びが制限されています。その中で、子どもたちに新たな体験を提供することを目指して、神戸ポートピアホテルでは、ドローンを活用した体験イベントを重ねてきました。しかし、単にドローンを飛ばすだけではなく、子どもたちにより深い学びを提供する方法を模索し、「作る」体験を加えることとなりました。

今回選ばれた「COCODRONE」は、紙製のドローンを自分で組み立て、実際に飛ばすことができる独自のSTEAM教育教材です。これにより、子どもたちの探究心を刺激し、学びを深めることが期待されています。

COCODRONEについて

COCODRONEは、手のひらサイズの30種類以上のデザインから自分の好きな機体を選び、組み立てから飛行までを体験できます。重量は100g未満で、約30分で組み立てることが可能。環境に配慮した紙素材で作られており、実際に空中で高度を維持し、360度回転するなどの高機能を備えています。他国では既に多くの教育現場で導入され、その実績に基づいて論理的思考力や空間認識力を育む教材として評価されています。

参加者の感想

参加した親子からは、「自分で作ったドローンが飛ぶ姿に感動しました！」「子どもが真剣に取り組んで、自由研究にも活用できそうです」といった声が寄せられました。また、組み立ての過程で失敗を経験し、そこから学びを得ることも多かったようです。この体験は、ただの遊びだけでなく、教育的な価値も兼ね備えています。

講師の見解

この体験教室の講師である株式会社ReActの木村代表は、「このような『作る・飛ばす・学ぶ』を一体化した体験は子どもたちの探究心を高める」と語りました。特に組み立てを通じた論理的思考や挑戦心の育成が重要であり、ホテルが提供する安全な環境が新たな学びの場を生むことができる点に大きな意義があるとしています。

今後の展望

神戸ポートピアホテルは今後も、親子向けの体験型イベントを継続的に実施し、教育の場を拡充していく方針です。また、Binarity Bridgeは日本独自のデザイン開発やコーディングドローンの導入、いずれは「ドローン大会」の開催も視野に入れています。これにより、子どもたちが将来的にもドローンやプログラミングを学ぶ場を提供することが目指されます。

パートナー企業を募集中

さらに、「COCODRONE」の普及を進めるために、教育機関やイベント会社、商業施設などとの連携企業を募集しています。興味のある企業は、9月に行われる説明会や講習会に参加し、共同で新しい教育プログラムを作り上げる良い機会です。

神戸ポートピアホテルとBinarity Bridgeが連携し、未来の子どもたちに向けてより多くの学びの機会を創出していくことに期待が高まります。