国立科学博物館 日本館1階南翼展示室リニューアルオープンのお知らせ
独立行政法人国立科学博物館では、令和8年(2026年)4月21日(火曜日)に日本館1階の南翼展示室を一部リニューアルオープンします。この展示室は、平成19年(2007年)にオープンして以来、「日本列島の自然と私たち」というテーマのもとに、国内の自然に関する情報を提供してきました。
リニューアルの背景と内容
日本館1階南翼の展示は、昨年12月に一時閉鎖し、展示改修工事が進められました。今回のリニューアルでは、日本人の自然に対する知的好奇心が科学的な探求へと導いた道具や装置を新たに展示することで、日本の科学技術の発展を紹介します。特に、近代の気象観測や測量に用いられた機器が新たに加わり、その貴重な歴史を楽しむことができる展示が充実しています。
展示は、以下のコーナーに分けられています:
- - 「日本の近代科学技術の幕開け万年時計」
- - 「天を知る」
- - 「天地を読む」
- - 「地を観る」
- - 「気を記す」
- - 「時を刻む」
- - 「金属を生み出す」
- - 「はかる」
特に注目すべきは、他の展示室から新たに導入される万年時計の展示です。この時計は、二十四節気や月齢などに連動して動作するため、その動きは映像によって補完され、観客がその複雑な機構をより理解しやすくなっています。
開館時間と料金について
- - 開館時間:午前9時から午後5時(入館は午後4時30分まで)
- - 休館日:月曜日(祝日の場合は火曜日に振替)
- - 入館料:一般・大学生630円(団体510円)、高校生以下及び65歳以上は無料
この南翼展示室は、常設展示として、入館料にてご覧いただけます。詳しい入館方法については、国立科学博物館の公式ウェブサイトをご覧ください。
日本館の歴史
日本館は、昭和6年(1931年)に東京科学博物館の本館として竣工した歴史的な建物であり、平成19年に復元修復工事を経て現在の形でオープンしました。平成20年には国の重要文化財にも指定されています。
万年時計の意義
万年時計は、江戸時代から明治時代にかけて活躍したからくり師で発明家の田中久重によって制作されたもので、和時計技術の最高峰とされています。この貴重な時計は、平成18年(2006年)に国の重要文化財として指定されています。
監修者の紹介
本展示の監修は、産業技術史資料情報センター長の前島正裕氏と理学研究部理化学グループ長の室谷智子氏が担当しています。前島氏は科学技術史の専門家であり、特に電力技術や情報通信技術の発展を研究しています。一方、室谷氏は地震学を専門とし、地震データを用いた研究を行っています。
新しく生まれ変わる日本館1階南翼展示室は、文化や科学の発展に興味を持つ皆様にとって、魅力的で学びの多い空間となることでしょう。皆様のお越しをお待ちしています。