共同研究の概要
株式会社ひとまいるは、筑波大学と共同で「酒・飲食文化の継承や発展に影響を与える要因に関する総合的研究」を行い、若年層の飲酒習慣と意識についての調査結果を発表しました。この調査は、1263名の若年層を対象に実施され、特に飲酒と健康の関係性に着目しています。2024年12月にユネスコの無形文化遺産として登録される「伝統的酒造り」を背景に、日本の酒文化の重要性が再認識されています。本調査は、それを支える「飲酒行動」や「意識」に対する理解を深めることを目的としています。
調査結果の概要
1. 若年層の飲酒習慣
調査結果によると、社会人の約74.1%が週1回以上飲酒しているのに対し、大学生ではこれが21.6%に留まっています。特に社会人においては、飲酒が日常的な習慣として定着しているのに対し、大学生は特別な機会にのみ飲む傾向が強いことが分かります。若年層の中でも、飲酒に対する意識や行動は大きなギャップがあります。
2. 飲酒のシチュエーションと参加理由
社会人は同僚や上司との飲み会や、友人との飲み会を場に選ぶことが多く、その割合はそれぞれ90.6%、75.0%に達しています。また、参加理由については、「友人との交流」を目的とする意見が82.6%と高く、単なるアルコール摂取以上にコミュニケーションの場であることが重視されています。さらに、健康を理由に飲酒を控える層も多く見られ、自己管理意識が高まっていることが伺えます。
3. 飲酒動機と抑制要因
飲酒の動機については、「社交的な集まりを楽しむこと」が68.6%となり、アルコール以外の目的、特に人との対話やコミュニケーションが重要視されています。逆に飲酒を控える理由としては「健康上の理由」が64.5%を占め、今の若年層が自身の健康や生活の質を重視している様子も浮かび上がりました。
4. 調査の意義
本調査結果は、特に若年層が飲酒そのものではなく、飲酒を通じた人との交流や場の雰囲気を重視する傾向を示しています。このことから、単にお酒を提供するだけでなく、その背景にある文化やコミュニケーションの重要性を再認識し、継承していくことが必要であるとし、株式会社ひとまいるはその実現に向けた取り組みを強化する考えです。
ひとまいるの取り組み
当社は、2021年に創業100周年を迎え、多様化するライフスタイルに応じた提案を行っています。女性杜氏の育成や地域酒蔵との協力、またSDGsに基づく飲食文化の継承に取り組むなど、酒文化の発展を支援しています。今後も、より持続可能な社会の実現に向けた活動を展開していく所存です。調査から得た知見を活かし、様々な世代に向けた新しい酒食文化の提案を行っていきます。
調査概要
調査方法: インターネット調査およびスノーボールサンプリング
調査期間: 2025年12月~2026年1月
調査対象: 20代~30代の若年層1,263名(うち飲酒者1,018名)
年齢構成: 20代 894名、30代 369名
対象内訳: 男587名、女677名
平均年齢: 27.2歳
株式会社ひとまいるについて
株式会社ひとまいるは、東京都北区に本社を構え、酒類販売業を1921年に創業しました。時代に合わせた事業戦略を持ち、持続可能な酒文化を推進しています。代表取締役は前垣内洋行で、私たちは未来の飲食文化を育てながら、コミュニケーションの場を大切にする取り組みを続けています。詳細は公式ウェブサイトをご覧ください。