新たなシェアサイクルサービス、函館市に登場
函館市は、地域の交通ネットワークをさらに充実させるため、北海道エネルギー株式会社とOpenStreet株式会社と手を組み、2025年4月14日からシェアサイクル「HELLO CYCLING」のサービスを開始すると発表しました。この取り組みは、地域の利便性向上や観光促進、環境への配慮を目的としています。
この新しいシェアサイクルシステムは、函館市内の重要な地点にステーションを設置することで、簡単に自転車を借りられる環境を整えます。函館駅前広場やJR五稜郭駅など、合計13ヶ所に設置されるステーションからは、簡単にアクセスできるため、市民や観光客にとってより便利になることが期待されています。
ステーションの設置場所
「HELLO CYCLING」のステーションは以下の場所に設置されます:
- - 函館駅前広場(17台)
- - HAKOVIVA(ハコビバ)前(9台)
- - 函館市役所(4台)
- - 函館市元町観光駐車場(7台)
- - 函館市中央図書館(9台)
- - 北海道立函館美術館(20台)
- - 函館競輪場(5台)
- - OMO5函館(10台)
- - JR五稜郭駅(10台)
- - 竹葉新葉亭(5台)
- - 函館湯の川温泉海と灯(7台)
- - イマジンホテル&リゾート函館(10台)
- - 函館アリーナ(3台)
このように多くの場所にステーションを設置することで、観光地を訪れる際や市内での短距離移動がスムーズになります。また、利用者にとっては、コストを抑えながらも手軽に自転車での移動が可能となるため、地域の活性化にも寄与するでしょう。
協定の目的と意義
協定の主要な目的は、短距離移動の利便性向上や市内観光施設間のアクセス改善を図ることです。さらに、シェアサイクルの普及が都市の魅力向上や地域の活性化にどれほど寄与できるか、有効性を検証していくことも計画されています。協定は、2025年4月1日から2028年3月31日まで続く予定です。
函館市は、この実証実験を通じて公共交通機関との連携を強化し、地域の交通問題を解決する新しい手段としてシェアモビリティの導入を検証します。市民や観光客のニーズに合わせた運営を目指し、シェアサイクルが地域の新しい交通の形となっていくことが期待されています。
利用方法と料金
「HELLO CYCLING」は、専用アプリを通じて手軽に利用できます。利用者はアプリで無料会員登録後、ステーションの検索や自転車の予約、決済まですべてを簡単に行うことが可能です。利用料金はシティサイクルが15分200円、スポーツタイプが30分300円となっており、12時間単位の利用料金も設定されています。さらに、全国どこでも貸し出し・返却ができるため、さまざまな場面での利用が期待されています。
まとめ
函館市に誕生する「HELLO CYCLING」は、地域の交通機関としての役割を果たし、環境への配慮も行われている取り組みです。これにより、市民だけでなく観光客もより快適に函館の魅力を体験できるようになることが期待されています。今後の運営に注目し、そのデータが地域振興につながることを多くの人が願っています。