若手消防士の訓練を支援するフジ建設の取り組みとは

フジ建設株式会社が若手消防士の訓練を支援

名古屋市守山区に本社を構えるフジ建設株式会社は、地域の安全を確保する活動の一環として、尾張旭市にある自主研究グループ「ファイアーボーイ」のために解体予定の自社所有建物を提供し、「玄関ドアの開放訓練」を実施しました。これは、消防士が火災現場で直面する課題を解決するための訓練の機会を創出することを目的としています。

「ファイアーボーイ」の取り組み

「ファイアーボーイ」は尾張旭市の有志消防職員からなる自主研究グループで、消防士としての技能向上を目的とした活動を行っています。特にドアの開放に関連する訓練は、消防士にとって必須のスキルですが、実際にドアを使った訓練の機会は非常に限られているのが現状です。そのため、若手消防士たちが実際の現場で直面する火災の厳しい状況を体験することが難しいという課題があります。

実地訓練の詳細

今回の訓練では、先輩消防士からの指導を受けながら、座学で学んだ内容を実践することで若手消防士たちは真の訓練を体験しました。実際の扉を使用することで、バールの使い方や力の加減など、座学では得られなかった重要な感覚を身につけることができました。

訓練を担当した消防士は、「火災が家屋内で発生した場合、まずドアを開ける必要があります。ドア開放訓練の機会は、若手消防士にとって非常に貴重で、感謝しています」と語ります。このような実践的な訓練は、消防士としての成長に大きく寄与するものです。

フジ建設の地域貢献

フジ建設株式会社の髙山課長は、「私たちの目標は地域の災害に寄り添い、災害時に役立つ体制を整えることです。建物の解体工事を行うだけでなく、このように地域に有益な活動を実現できることは喜ばしく思います」と話しました。

フジ建設は、企業理念として「私たちは全ての人の笑顔のために街の『きれい』を創ります」を掲げており、解体工事業や廃棄物処理業などを通じて、地域社会の生活環境を向上させることを使命としています。