東京が生んだ次世代ファッションデザイナーを決定する一般投票が実施中

東京が誇る未来のファッションデザイナーを見つけよう！

東京都主催の「Next Fashion Designer of Tokyo 2026（NFDT）」と「Sustainable Fashion Design Award 2026（SFDA）」が行われています。これらのコンクールは、世界で活躍するファッションデザイナーを発掘し、育成することを目的としています。

応募数約2000件の中から選ばれた才能たち

今年も多彩な分野の学生から約2,000件の応募が集まる中、各コンクールの一次審査を通過した作品が明らかになりました。NFDTからは、フリー部門で15組、インクルーシブデザイン部門で14組が通過し、SFDAではウェア部門とファッショングッズ部門それぞれ15組が選ばれました。合計59作品が一次審査をクリアし、今後の選考へ進みます。

一般投票でデザイナーを応援！

現在、10月31日まで一般投票が行われています。誰でも審査員になれるこの機会を活用し、公式インスタグラムでお気に入りの作品に「いいね！」をすることで投票できます。複数の作品にも投票でき、参加は簡単です。各投稿には、作品のタイトルとコンセプトが記載されているため、ぜひ確認してみてください。

選ばれたデザイナーは特別選抜賞候補に

一般投票で多くの「いいね！」を獲得した上位3作品は、11月下旬に発表され、次年度のランウェイ形式の最終審査に出場の権利を得ることになります。この審査では、特別選抜賞が決定され、2026年3月にさらなる展望へとつながります。

サステナブルなアイデアの具現化

SFDAでは、着物生地を用いたサステナブルなデザインを求めています。昨年度の特別選抜賞作品には、着物と折り紙を融合させたドレスなどがあり、伝統を新たな形で表現する試みが高く評価されました。

人材育成に重きを置くコンクール

東京都は、NFDTとSFDAを通じて、ただのデザインコンペではなく、人材育成に力を入れています。一次審査を通過したデザイナーには、業界のプロからのワークショップや実際の制作体験など、将来に向けたビジネススキルが学べる場を設けています。受賞者にはブランディング支援やパリファッションウィークでの発表のチャンスもあります。