新章「イル ヴィアッジョ ディ ネットゥーノ」が描く海の物語
2025年5月、イタリア・ミラノで発表されたジノリ1735の新コレクション「イル ヴィアッジョ ディ ネットゥーノ」は、アーティストルーク・エドワード・ホールとのコラボレーションによって生まれました。日本での発売は6月18日に予定されており、このコレクションは新しいキャラクターや色彩、グラフィックを施したテーブルウェアやギフトアイテムを展開します。
このコレクションは、ギリシャ・ローマ神話にオマージュを捧げており、神ネプチューンが海の深淵へ向かう想像力豊かな旅を物語っています。ルーク・エドワード・ホールは、オックスフォードのアシュモレアン博物館に展示されている古代ギリシャのテラコッタからインスピレーションを受け、地中海の美しさとエレガンスを称賛しています。
「イル ヴィアッジョ ディ ネットゥーノ」の新章は、2019年に始まったジノリ1735とのコラボレーションを基盤としており、ギリシャの陶器や海にまつわる神話からの影響を色濃く受けています。新たに追加されたアマルフィレモンやスカイブルー、テラコッタ、パイングリーンなどのアースカラーは、地中海の休日を思い起こさせるものです。コレクションには、海の神ネプチューンをはじめ、女神やタツノオトシゴといったキャラクターが描かれています。
ルークはこの作品の縁取りや背景にこだわりを持ち、「完璧」であることよりも独特な風合いを重視していると語りました。また、ティーカップやコーヒーカップ、マグカップ、タンブラー、ボックスなどの新しいコレクションは、ユニークで個性的なデザインが見どころです。これらは、形と色が絶妙に調和し、驚くほどの美を生み出しています。
「イル ヴィアッジョ ディ ネットゥーノ」の新章は、夢や魔法のような神話の世界を感じさせ、地中海を旅する象徴的なアイテムとなっています。キャンペーンは水、空、岩、植物といった地中海の自然を背景にし、エレガンスと遊び心が融合した作品が展開されています。正確な幾何学的なラインや、しなやかなラインを取り入れたデザインが特徴で、鮮やかな色彩が真っ白なテーブルクロスの上で一層引き立ちます。
ルーク・エドワード・ホール
ルーク・エドワード・ホールはイギリスのアーティストでありデザイナーで、自然や想像力への愛を大切にしています。作品は神話や民話からインスピレーションを受け、不遜なロマンティシズムを盛り込んだものです。2015年にスタジオを設立し、アテネのThe Breeder Galleryで作品を展示するなど、さまざまなプロジェクトに関わっています。また、彼は新しい衣料品・家庭用品ブランド「シャトー・オーランド」のクリエイティブ・ディレクターも務めています。
GINORI 1735
ジノリ1735は、約300年にわたりラグジュアリー&ライフスタイルの分野で最高品質の磁器を提供しています。2013年からケリンググループの一員となり、世界中の優れた才能たちとパートナーシップを築いてきました。彼らの製品はテーブルウェアからアートオブジェ、ギフト用品まで多岐にわたり、それぞれの作品には伝統と革新が見事に融合したクオリティがあります。
ジノリ1735の真髄には職人技と芸術の完璧な融合があり、イタリアのフィレンツェを拠点にした歴史的な工房は、芸術的技術の結晶とされています。現代のルネッサンスを推進するジノリ1735は、アートを日常生活へと導く力を秘めた新世代のクリエイターたちのスタイルを取り入れて、今でも進化を続けています。
さらに、ジノリ1735はイタリアや日本だけでなく、アメリカ、中東、アジア太平洋地域、さらにEコマースを通じて30か国以上で展開しており、さまざまな一流のホテルや洗練されたレストランとも重要なパートナーシップを築いています。