estieエンジニア、中村謙弘が国交省コンペで優勝
国土交通省が主催する地理空間情報データチャレンジで、株式会社estieに所属するエンジニア、中村謙弘(通称: kenkoooo)が見事に優勝を果たしました。本コンペは、1,532名が競い合う中、国土数値情報を活用し、不動産賃料や賃貸価格の予測モデルの精度を測るものです。
国土数値情報の役割
国土数値情報は、50年以上の歴史を持つ基礎的な地理空間情報で、約190種類のデータ項目から成り立っています。公的情報を基に全国統一フォーマットで整備されたこの情報は、信頼性が高く、最近では民間企業においても利用が拡大しています。年々その利用価値は高まり、令和5年度には年間200万件以上のダウンロードが記録されています。国土交通省はこの情報をデジタル技術とデータ活用の推進に寄与させるため、今後の整備の方向性を検討する会を設置し、より開かれたデータ環境を整えていく方針です。
「国交省初のデータ分析コンペ」について
国土交通省が初めて開催したこのデータ分析コンペでは、参加者たちが国土数値情報を駆使して巧みな予測モデルを構築しました。特に中村のアプローチは、公開されたデータの中から必要な情報を選び出し、独自の特徴量を設計する点で際立っていました。競争は非常に激しく、順位が目まぐるしく入れ替わる状況の中で、彼は業界のプライドをかけて最後まで戦い抜き、優勝という快挙を収めました。
中村謙弘のコメント
中村自身は、「与えられたデータを最大限に活用できるのがこのコンペの魅力でした。国土数値情報を見ながら、どのようにデータを組み合わせるかを考えるのは楽しかったです。」と述べています。
エンジニアとしての誇りを胸に、彼は自らの勝利に驚きを感じつつ、不動産テック領域の面白さを再認識する機会になったと語っています。
estieのエンジニア採用強化
また、estieは「産業の真価を、さらに拓く。」という企業理念のもと、エンジニア職の採用を強化しています。彼らは不動産業界全体のデジタルシフトを推進し、ビジネスの効率化を目指しています。そのための人材確保が急務となっています。
株式会社estieの概要
株式会社estieは、東京都港区に本社を置き、不動産データ分析プラットフォームの提供を通じて業界に革新をもたらしています。同社は、商業用不動産データ分析基盤「estie マーケット調査」をはじめとする多様なサービスを展開しており、AIを活用したデータ分析と戦略立案支援を行っています。今回のコンペでの成功を契機に、今後のさらなる展開が期待されます。