株式会社ジェイテクトが開発した高耐熱リチウムイオンキャパシタ「Libuddy」が、日刊工業新聞社が主催する第21回2024年超モノづくり部品大賞において「モビリティー関連部品賞」を受賞しました。この受賞は、Libuddyがその優れた技術と性能を実証した結果と言えるでしょう。
Libuddy®とは
Libuddyはジェイテクトの独自技術により、-40℃から85℃という広範な動作温度範囲を実現した高耐熱性のリチウムイオンキャパシタです。この特性により、従来の製品と比べて格段に高い出力密度と耐久寿命を誇ります。自動車や工作機械、建設機械、鉄道、交通インフラなど、幅広い分野での応用が期待されており、電力の補助やバックアップ、電源回生、安定化など、さまざまなニーズに対し高度なソリューションを提供しています。
受賞の背景
Libuddyが受賞した理由は、自動車室内の温度要求に適合することで、車両への搭載性が向上した点が挙げられます。また、繰り返し充放電に対する耐久性能が非常に高いことも評価され、結果としてモビリティー関連部品賞の栄誉に輝きました。これにより、自動車業界におけるLibuddyの重要性はさらに高まったと言えるでしょう。
超モノづくり部品大賞の意義
超モノづくり部品大賞は、日本のモノづくりの競争力を強化することを目的とし、産業や社会の発展に寄与する部品や素材を表彰しています。この賞は2003年に創設され、2008年から現在の名称に変更されて以降、年々その表彰対象が広がり、今年で21回目を迎えました。現在は、機械・ロボット、電気・電子、モビリティー関連、環境・資源・エネルギー関連、健康福祉・バイオ・医療機器、生活・社会課題ソリューション関連の6つの分野が対象となっています。
最後に
ジェイテクトは今後も高耐熱リチウムイオンキャパシタLibuddyを進化させ、さらに多様な分野での活用を目指していくでしょう。今後の展開にも期待が寄せられる中、この受賞は彼らの技術が市場での信頼を高めている証と言えるでしょう。