日本食メディアの新たな試み
訪日外国人の増加に伴い、日本食への関心も高まっています。ただし、その興味は寿司や天ぷらといった定番料理だけに留まらず、日本文化をより深く体験したいと望む声も多く聞かれます。そんな中、日本食情報を発信する2つのメディアが手を組み、訪日外国人向けの食文化体験を提供する新しいサービスを開始しました。
Japan Gourmetpediaとは?
「Japan Gourmetpedia」は、2016年1月に始動した英語メディアで、外国人旅行者に向けて日本食の多様な情報を発信しています。定番料理から「ソースの二度づけ禁止」など、日本ならではの特異な食習慣までを掘り下げて紹介することで、旅行者にとって特別かつリアルな日本食体験を提供しています。一般的なガイドブックでは知り得ない、深い日本の食文化を知ることができる貴重な情報源となっています。
JAPAN FOOD TVとのタイアップ
今回、新たに「JAPAN FOOD TV」と提携することで、訪日外国人向けの日本食紹介をさらに強化します。「JAPAN FOOD TV」は、日本の飲食店のおすすめ料理を紹介する映像メディアで、インタビューやナレーション付きの動画を制作し、各種SNSやYouTubeを通じて発信しています。この映像は最新の4Kカメラを使用し、多言語対応で展開されているため、多国籍な視聴者にも届きやすくなっています。
スフィアリンクス株式会社の役割
「JAPAN FOOD TV」を運営しているのはスフィアリンクス株式会社で、動画制作や配信の分野で幅広い実績を持つ企業です。彼らは年間600本以上のライブ配信をサポートしており、日本の食に関する情報をより多くの人々に届ける役割を担っています。
フレンバシーのビジョン
「Japan Gourmetpedia」を運営するフレンバシーは、訪日外国人向けのサービスを展開するスタートアップ企業で、2015年には日本食レストランの予約サイト「Tokyo Dinner Ticket」を立ち上げました。彼らの目標は、増加する外国人旅行者に向けた日本食体験をさらに拡充し、質の高い情報提供を行うことです。
日本食は国際的にも注目を集めており、その需要はますます高まっています。新たなメディアのタイアップにより、より多くの外国人が日本のリアルな食文化に触れられる機会が増えるでしょう。今後の展開が非常に楽しみです。
この連携が訪日外国人にとって特別な食体験となり、また日本文化への理解を深めるきっかけとなることを期待しています。