地域の未来を切り開く図書館デザインコンテストの受賞作品を発表
一般社団法人日本CLT協会が主催した「CLT DESIGN AWARD 2024 -設計コンテスト-」の受賞作品が発表されました。このコンテストでは、地域の交流場としての図書館デザインが求められ、全国から139点の応募が集まりました。人々が集い、交流し、ウェルビーイングを高めることを目指す未来的な図書館設計に注目が集まっています。
受賞作品と受賞者
農林水産大臣賞
- - 作品名: 「城下町に建つ「暮らし」と「観光」を結ぶ図書館」
- - 受賞者: 指原 豊 / 指原 香菜子(株式会社浦野設計)
国土交通大臣賞
- - 作品名: 「未来を育む知の森」
- - 受賞者: 佐藤 俊文(佐藤俊文建築設計事務所) / 千葉 遥(アトリエ ユルリ)
環境大臣賞
- - 作品名: 「大屋根の図書館」
- - 受賞者: 藤井 理央(株式会社日建設計)
日本CLT協会賞
- - 1. 作品名: 「図書の森を漂うー”CLT積層柱”と”CLT耐力棚”でつくる図書空間ー」
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受賞者: 吉田 京平(有限会社ビルディングランドスケープ 一級建築士事務所)
- - 2. 作品名: 「本を通して市民がつながる「まちづくりシェアライブラリー」」
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受賞者: 瀬川 康秀(一級建築士事務所アーキショップ)
学生賞
- - 作品名: 「繋がりの余白-自分の好きを投影するCLTパネル-」
- - 受賞者: 三須 隆大(日本大学大学院 生産工学研究科 建築工学専攻)
受賞作品の特徴
受賞作品は、地域社会の交流を深めるための斬新なアイデアで満ちており、それぞれが独自のアプローチで「地域の図書館」に新しい価値を付加しています。特に、農林水産大臣賞を受賞した作品は、地域の生活と観光を結びつける設計で、地域の魅力を最大限に引き出しています。また、国土交通大臣賞を受賞した作品は、教育や環境面での取り組みを強調し、持続可能な社会の実現に向けたビジョンを示しています。
コンテストの意義と今後の展望
「CLT DESIGN AWARD」は、CLT(Cross Laminated Timber)という木材を活用した建築の可能性を広げ、地域社会への貢献を目的としています。特に、今後も地域交流を促進する場所としての図書館の重要性が増していく中で、このようなコンテストは設計者たちに新しいインスピレーションを与える機会となります。
今後も日本CLT協会は、これらのアイデアを通じて、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを進めていく所存です。
受賞作品の詳細については、コンテストの特設サイトを是非ご覧ください。