大阪にて「服の未来どうする?展」を開催
2025年10月28日、PLAT UMEKITAにて「IDEAS FOR GOOD Museum in PLAT UMEKITA Vol.4『服の未来どうする?展』」がスタートします。この展示は、ファッションに関する課題や可能性について、衣料品のライフサイクルを通じて考えることを目的とした体験型のイベントです。参加者は自己の問いや選択を通じて、ファッションの未来に目を向けるきっかけを得ることができます。
展示のコンセプト
今回のテーマは「Publishing a Better Future」です。ハーチ株式会社が手がけるこの企画は、ファッションにおける持続可能性を意識しつつ、衣服がどのように生産され、使用され、最後には循環するのかを理解することを促します。PLAT UMEKITAは、エシカルテインメントをテーマにした共創拠点として、企業や市民との連携を図り、さまざまな体験型プログラムを提供しています。
展示内容
本展示は、衣服のライフサイクルを背景に、「素材」「デザイン」「生産」「販売」「利用」「循環」という6つの視点で構成されています。来場者は各テーマに沿った問いに回答しながら、サステナブルファッションの可能性を探求できます。具体的には、「木の実からコートができる?」や「役目を終えた服は次にどこへ行く?」といった問いを設けており、参加者が実際に製品を手に取ることで、ファッションと環境の関係を学ぶ機会が用意されています。
参加ブランドの紹介
参加するブランドは、環境に配慮した独自の視点を持っている企業ばかりです。以下の6ブランドが展示に参加します:
- - KAPOK KNOT:大阪発の木の実を使用したファッションブランド。
- - SOLIT!:誰もが快適に着られるインクルーシブファッションを提案。
- - HUMAN TOUCH:手作業の技術を見える化したドイツ発のブランド。
- - AnotherADdress:ファッションのサブスクリプションサービスを運営する大丸松坂屋百貨店。
- - The Repair Cafe:オランダ発のリペアカフェを舞台にしたドキュメンタリー。
- - Ukniti:福祉施設と協力し、廃棄ニットを活用したアップサイクルブランドです。
参加者はこれらのブランドの視点を通じて、より良いファッションの在り方を考えるヒントを得ることができます。
CYKLUSとの連携プロジェクト
展示会期間中は、ハーチと環境省採択事業であるCYKLUSが連携し、「Community Loops(コミュニティループス)」プロジェクトに取り組みます。このプロジェクトでは、地域内での衣類回収・修理・再利用を進め、服の循環の仕組みを構築することを目指します。PLAT UMEKITAにも衣類回収ボックスが設置され、来場者はサステナブルなファッションに対する理解を深めるだけでなく、具体的な行動に結び付けることができます。
開催概要
- - 展示名:IDEAS FOR GOOD Museum in PLAT UMEKITA Vol.4「服の未来どうする?展」
- - 会期:2025年10月28日(火)〜 2026年1月21日(水)予定
- - 会場:PLAT UMEKITA(大阪府大阪市北区大深町グラングリーン大阪内)
- - 入場料:無料
- - 主催:PLAT UMEKITA企画編集室
この展示は、過去に開催された「アップサイクル」や「食のサステナビリティ」、「ウェルビーイング」などのテーマ展に続くもので、多様な視点で持続可能な未来を考えるヒントを訪れる皆さんに提供する機会となるでしょう。ぜひ、多くの方々が参加し、未来の服の在り方を共に考えてほしいと思います。