グリーンコープでんきが実現したCO₂排出ゼロの新たな電力プランとその意義
グリーンコープでんきが目指す未来の電力供給
福岡市博多に本部を置くグリーンコープでんきは、全ての低圧電力プランにおいて「原発フリー」かつ「CO₂排出ゼロ」を具体的に実現しました。この取り組みは、地域社会への貢献とともに、持続可能な脱炭素社会の実現を目指す重要なステップとなっています。
脱原発から始まった取り組み
グリーンコープでんきは、1986年のチェルノブイリ事故以降、30年以上にわたって「脱原発」を進めてきました。2013年には、市民参加型の自然エネルギー発電所の運営を開始し、九州を中心に31か所以上の発電所を展開するなど、地域に根ざした電力供給を行っています。このような長年の活動が今の「原発フリー」の電力供給に繋がっています。
CO₂排出ゼロの実現
今回のCO₂排出ゼロの達成は、発電時に温室効果ガスを排出しない電源の利用に加え、非化石証書の導入によって実現されました。既に2024年度分として必要量を超える非化石証書を取得しており、2025年度以降も継続的な調達が見込まれています。この取り組みは、組合員への電気料金の上乗せなく行われるため、負担をかけずに実施されます。
新たなプランの登場
2025年4月1日からは、「お昼deオール電化プラン」の申し込みを開始します。このプランは、昼間の太陽光発電による余剰電力を有効活用し、主に夜間に使用される給湯機器の利用を昼間に移行することで、電力の需要と供給のバランスを取ることを目指すものです。これにより、家庭における脱炭素化と再生可能エネルギー利用の両立を図ります。
グリーンコープ共同体とは
グリーンコープでんきは、16の生協から成る一般社団法人グリーンコープ共同体に所属し、地域の協力を大切にした事業運営を行っています。母親たちの「子どもたちに安全で安心な食を届けたい」という願いから始まった活動は、より多くの人々に健康で持続可能な生活を提供することを目指しています。
グリーンコープでんきの取り組みは、今後の日本のエネルギー政策や地域づくりにおける重要なモデルとなることでしょう。私たちの生活において、どのように電力が生まれ、どのように使用されるかを考えるきっかけを与えるものとして、多くの人に支持されることが期待されます。
総じて、グリーンコープでんきの新しい電力プランは、環境への配慮だけでなく、地域のニーズにも応えるものとして注目されています。今後の展開から目が離せません。
会社情報
- 会社名
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一般社団法人グリーンコープ共同体
- 住所
- 福岡県福岡市博多区博多駅前1-5-1博多大博通ビルディング4F
- 電話番号
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092-481-4800