2025年購買トレンド調査レポート
NE株式会社は、記録的な猛暑や米の価格上昇、さらには「推し活」の定着といった2025年の社会的な出来事が、EC上の消費行動にどのような影響を与えたのかを分析した調査レポートを公開しました。このレポートでは、各種データを元に生活者がどのように影響を受け、購買行動を変えたのかが詳細に示されています。
調査結果の要点
天候・気候変動:急激な前倒しで早まる購買タイミング
2025年は梅雨入りや梅雨明けが例年より早まり、猛暑が長引くという異常気象が観測されました。これにより、レイングッズや暑さ対策商品の購入は、通常よりも早い時期から活発になりました。具体的には、レイングッズは5月下旬から需要が急増し、暑さ対策商品は6月初めから立ち上がる傾向が見られました。こうした気象の変化が購買行動に与えた影響の大きさが数字で示されています。
米騒動:不安の表れは「量」ではなく「単価」
「令和の米騒動」とも言われる米の価格高騰は、消費者の購買行動に明確な影響を及ぼしました。米関連商品の受注件数は前年比15%の増加にとどまったものの、流通金額は41%もの増加を記録。これにより、1件あたりの購入単価が約23%上昇し、量よりも質や価格に対する不安が反映されていることが明らかになりました。
推し活の浸透:一過性から日常消費へ
「推し活」という新たな文化が、ECにおける消費にも影響を及ぼしています。特定の期間に集中するのではなく、全ての月で前年を上回る受注数を記録しており、推し活が生活の一部として定着していることが示されています。この傾向は、EC市場全体にも広がりを見せており、年間消費額も報告されています。
災害情報への反応:実際の情報が重要
SNS上での災害予言に対して、消費者は冷静な判断を下しました。実際に地震が発生した際には防災グッズの需要が急増しましたが、根拠のない噂には反応が薄かったことがデータで示されました。これにより、生活者は現実的なリスクに対してのみ合理的に行動する傾向が明らかとなりました。
本調査の位置づけ
本報告書は、2025年という多くの出来事が影響を与えた年を通じて、消費者の意思決定がどのように購買行動に反映されるかを多角的に分析したものです。NE株式会社のネクストエンジンを利用しているEC事業者のデータを基に、実際の購買行動を整理しました。
まとめ
2025年は、異常気象や価格高騰、文化の変化がEC市場において重要な影響を与えた年でした。これらのデータは、消費者の反応や購買のタイミング、動機など、様々な側面を観測するための貴重な資料として位置づけられています。
会社紹介
NE株式会社は、EC支援を主な事業とし、神奈川県横浜市に本社を構えています。設立以来、クライアントの販売促進や地方創生に寄与するために、データを基にした戦略的なコンサルティングを行っています。