畜産王国・宮崎の技術が生む高品質牛肉の秘密とは？

畜産王国・宮崎の高品質な牛肉の秘密

宮崎県えびの市に位置する株式会社坂元農場は、全国和牛能力共進会で2大会連続日本一に輝くという実績を誇る畜産農場です。今回、エフエム宮崎の番組『畜産王国みやざき！～元気森森で日本を元気に!!～』にて、代表取締役社長の福元峻一氏がゲストに招かれ、同農場の成功の理由や取り組みについて詳しく語られました。

1. 日本一を支えた生産技術の秘訣

坂元農場の成功を支えるのは、独自の生産技術です。福元氏は、地域全体でのサポート体制と共に働き、宮崎牛の品質の向上に寄与しています。彼は、関係する技術者との連携を強化し、品質を誇る肉を育てるための新たな戦略を採用しています。競争の激しい宮崎県内の予選を勝ち抜いてきた背景や、その努力の道のりについても語られ、リスナーの関心を引きつけました。

2. 未経産雌牛に対するこだわり

坂元農場が育てているのは、抗生物質を使用せず、30か月以上じっくりと飼育された未経産雌牛です。この牛肉は、脂肪の融点が低いために胃もたれしにくく、食べやすいのが特長です。福元氏は、自然の力を借りて健康的に育てるその哲学こそが、坂元農場の牛肉づくりの基盤であり、価値を高める理由だと話しています。

3. 地元消費を促進する新たな取り組み

コロナ禍の影響に伴い、坂元農場では新たな販売戦略を導入しました。精肉店や焼肉店を新たに運営し、地元消費を拡大しているのです。特に、自家製のビーフジャーキーの製造を始めたことで、消費者との直接の接点を設け、「顔の見える販売」を実現しています。この取り組みにより、消費者からのフィードバックを受け、さらなる品質向上を図ろうとしています。