肉食再考の展覧会
2025-04-30 09:52:59

肉食を深く再考するための展覧会『Intentional Eater』が渋谷で開催中

近年、人々の食に対する関心が高まりつつありますが、その中でも『Intentional Eater 節度ある食卓 #01 肉食再考』という展覧会が注目を集めています。この展示は、渋谷にあるFabCafe Tokyoで5月14日まで開催されており、肉食の背景や環境への影響、社会的な価値観を掘り下げることを目的としています。

展示では私たちが肉を食べる理由や、その選択がどのように私たちや環境に影響を与えるのかを問いかけます。現代社会では、「早い・旨い・安い」といった食に対する価値観が根強いものの、環境負荷や気候変動といった問題が浮上する中で、私たちの食生活を見直す時期に来ているのです。

『Intentional Eater』では、様々な視点から肉食について議論し、肉食をめぐるイデオロギーや価値観を可視化しています。特に心理学者メラニー・ジョイ博士の「肉食主義」という考え方を基に、肉食と菜食の対立を超えたフレキシブルなアプローチが特徴です。この展示は、決して「正解」を提供するものではなく、あくまでそれぞれが自分の食選択を再考するきっかけを提供します。

実際に、肉食に関するさまざまな価値観を列挙した図も展示されており、観客は自分自身の食事に対する考え方を探ることができます。現代の食生活が個々の価値観を反映していることを実感できる貴重な機会となるでしょう。

さらに、展示内ではゲームボーイを使用したミニ・ロールプレイングゲームも体験でき、参加者はインタラクティブな方法で食についての知識を深めることができます。これにより、従来の一方向的な学びから、参加者自身が能動的に関わる新しい体験が提供されています。

オープニングイベントでは、文化人類学の専門家たちが集まり、肉食をめぐる倫理と文化についての対話も行われました。このイベントでは、参加者は肉食の背後にある複雑な人間と自然との関係を深く考える機会を得たことでしょう。また、同展示は、スローフード運動やヴィーガニズム、ミシュラングリーンスターの登場など、食文化の変化についても幅広く触れています。

2023年、世界の食の未来について考える上で、肉食再考は非常に重要なテーマです。それぞれの価値観が交錯する土壌の中で、私たちはどのように食と向き合うべきか、改めて自分自身を見つめ直してみませんか?

最後に、展示は渋谷のFabCafe Tokyoで2025年4月23日から5月14日まで、毎日10:00から20:00まで開催されています。詳細な情報については、公式ウェブサイトをチェックしてみてください。食卓を再考し、肉食についての新たな視点を見つけるために、ぜひ訪れてみることをお勧めします。

  • - 展示概要 -
  • - 期間: 2025年4月23日(水)〜 5月14日(水)
  • - 会場: FabCafe Tokyo(東京都渋谷区道玄坂1-22-7 道玄坂ピア1F)
  • - WEB: FabCafe公式サイト


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会社情報

会社名
合同会社 土とデジタル
住所
東京都渋谷区道玄坂渋谷道玄坂東急ビル2F―C
電話番号

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